映画『マネー・ピット』マイホーム幻想を笑い飛ばした快作!

どーも、ロッカリアです。
本日ご紹介する作品は、スピルバーグが制作したコメディです。
過去に『1941』と言うコメディで不評を買いましたが、さて、今回の作品はどうなったでしょうか?

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特撮を駆使してスピルバーグが贈るニューコメディ!(キャッチフレーズ)

・80年代映画が好きな人
・お腹の底から笑いたい人
・マイホーム購入を考えている人

どんな映画?

1986年にスピルバーグが制作、俳優としても有名なリチャード・ベンジャミン(『ウェストワールド』主演)が監督したドタバタ・コメディ。
欠陥だらけの屋敷を買ってしまった二人に起こる悲劇を、これでもか! と言わんばかりに笑い飛ばしている。
でも最後は、ラブラブ・カップルに起こる事件に、少し考えさせられます。

▶︎▶︎▶︎ 有名指揮者マックス(アレクサンドル・ゴドゥノフ)のアパートを借りて住んでいた、ウォルター(トム・ハンクス)は、マックスの元カノ、アンナと幸せに暮らしていた。
ところが、マックスが突然ヨーロッパから帰ってくる事になり、二人はアパートから出て行かなければならない。
二人は慌てて家を探し、友人の不動産屋から、ニューヨーク郊外にある大きな屋敷を、格安で紹介され、すぐに購入を決めた。
だが、実際に住んでみると、とんでもない欠陥だらけの屋敷だった。
次から次へと降りかかる欠陥住宅の罠に、二人は徐々に疲れて来る。
そんな時、元彼のマックスは、君こそ最高の女性だと言って、アンナに復縁を迫ってきた。
ウォルターは、欠陥だらけの屋敷と、冷め始めたアンナとの仲を、完全に修復できるのだろうか……。

見所&解説

屋敷自体、見た目は綺麗だ。
欠陥住宅と言うより、築年数が古いゆえ、劣化が激しいと言う表現の方が正しいかも知れない。
安い値段に飛びついた二人も、どうかと思うが、すぐに家を探さないといけない、そんな条件を鑑みれば、決して映画の中だけの失敗、とは限らないかも知れません。


この作品の見所は、なんと言っても、次々に遅い来る欠陥の嵐でしょう。(とにかくひどい!)二階への階段は崩れる、水道からは泥水、玄関は無くなる、床が抜け、バスタブは木っ端微塵、電気系はショートする……。
おまけに、途中でリフォーム会社と契約するが、工務員たちは、一癖も二癖もある連中の集まり。
さて、こんな状況で、人が住める家は完成するのだろうか……、見ている方が気が気ではない。
しかも、それだけでは終わらないのが、この作品だ。

もう一つの見所は、ラブラブだったウォルターとアンナの間に、指揮者のマックスが、真剣に寄りを戻そうと、金と地位を使って、横恋慕するところ。
初めは、アンナも取り合わなかったが、ある事をきっかけに、ウォルターと大ゲンカに発展し……。
結末が気になる人は、ぜひ自分の目で確かめて下さい。


『フォレスト・ガンプ:一期一会』『プライベート・ライアン』『フィラデルフィア』『アポロ13』と言った名作と名高い作品も良いが、個人的に『スプラッシュ』『ビッグ』と言った、この作品を含めた初期のトムを見るのが楽しい。
磨かれた演技以前の、コメディ精神あふれる躍動が、見ていて気持ち良いんです。
また、『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』と言ったラブコメでも、本領発揮しているので、トムの作品が見たい人は、こちらもチェックしてみましょう。

作品インフォメーション

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コメディ

Posted by rockaria