映画『嘘八百』嘘つきは、コメディの始まり?
さえない中年コンビが、一獲千金を狙って大勝負! だが…。
こんな人にオススメ!
- 新作『嘘八百:京町ロワイヤル』が気になる
- 骨董品が好き
- 骨董サギの裏側に興味がある
どんな映画?
古物商(中井貴一)と陶芸家(佐々木蔵之介)が手を組んで、過去に苦い思いをさせられた鑑定士(近藤正臣)を騙そうとするコメディ映画。
千利休を生んだ、大阪府堺市を舞台に、その利休の幻の茶器をめぐって騙し合いが繰り広げられる。
登場人物も、全員がウサンくさい!
冒頭から騙される事、間違いありません!
▶︎▶︎▶︎ これはねえ、物語がトリッキーなので、前説以上に説明する事は難しいし、映画鑑賞の楽しみを奪う事になりかねないので、詳しいストーリーを知りたい人は、下のリンクからオフィシャル・ページへ飛んで見て下さい。
『嘘八百』のオフィシャル・ページへ行く
解説&見所
見所はズバリ、怪しい登場人物たち!
骨董品として、千利休の茶器と言えばお宝中のお宝だ。しかもその茶器が、今まで世に露出したことがない名器となれば、大物鑑定士でも目が眩んでしまうほど、心穏やかでは無い。
この事は、骨董に興味がない僕でも分かるから、誰が見ても物語に入っていけるはずだ。
坂田利夫、木下ほうか、友近、塚地武雅などの脇役が、とても怪しく、良いスパイスになっています。
このメンツは続編の『京町ロワイヤル』にも出ています。
ただ、全体的に盛り上がり指数は低い。
このシチュエーションであれば、もっとエキサイティングな方向に演出できたはずだ。
贋物の茶器を作るシーンにしても、淡々としているし、後半は物語の本質から逸脱して行くので、少し戸惑ってしまう。
舞台となる堺市には、もっとロケーション的に映える場所があるのに、大阪在住の僕としては、どこの街で撮っても同じような印象を受けてしまった。
新作が公開中だが、今度の舞台が京都という事で、また違った雰囲気になっているんだろうな、そう思うと、新作もちょっと見てみたい気がします。
ヒッチ先生の【談話室】
あれぐらい大袈裟な演出をした方が、オモロかったんちゃうか?
『京町ロワイヤル』は、ちょっと見てみたいからな
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