映画『ユー・ガット・メール』恋愛に疲れた…、そう感じたら見る映画
名優たちの演技に、きっと泣かされます!
こんな人にオススメ!
- 恋愛に迷い始めた人
- 心が明るくなる映画が見たい
- ニューヨークの季節感を味いたい
どんな映画?
女性監督ノーラ・エフロンが、『めぐり逢えたら』(1993)で共演したトム・ハンクスとメグ・ライアンの二人を、再び主人公に迎えて作った1998年のロマンティック・コメディ。
インターネットが整備され、Eメールが拡大充実し、見えない相手とのやりとりから、お互いが理想の人物像を作り上げ、恋心を抱くが、実はその相手がビジネスの上で最悪のライバルだった……。
トムと・メグ、二人の演技にきっと泣かされます。
▶︎▶︎▶︎ キャスリーン(メグ・ライアン)は亡き母の後を継いで、ミューヨークの街角に小さな絵本屋を経営していた。
しかし、その目の前に大型書店が建てられ、店は一気に追い込まれてしまう。
そんな時に頼れるのが、メル友の「NY152」と言うハンドルネームの男だった。しかし、その「NY152」こそ、目の前に建てられた巨大書店の経営者、ジョー・フォックス(トム・ハンクス)だった。
そんな事を知らない二人は、メールのやり取りを通じて、心が通う様になっていた。
そんなある日、ジョーが二人で会って話そうとメールで提案する。
だが、ジョーが待ち合わせのカフェに行ってみると、そこに居たのは、ジョーを恨んでいたキャスリーンだった。
一度は合わずに帰ろうとしたジョーだったが、偶然を装い店の中に入った。
だが、キャスリーンは、ジョーのメールに書かれていたアドバイスの通り、心に溜まっていた不満をジョーに浴びせた。
ジョーは返す言葉もなく店を後にし、次の日からメールをやめ、仕事に集中しようとしたが……。
見所&解説
激しくいがみ合う二人、同じ業種のライバル同士、到底うまくいかないであろう恋が、ある起点を境に状況が大きく変わって来る。
それは何か?
相手を思いやる気持ちを思い出した時だ。
二人は元々、人の気持ちを大切にする性格だった。
それが、いつの間にか、相手を敵対視するようになってしまっていたが、ある事をきっかけで、大切なものを思い出す。
そのきっかけとは……。
恋に落ちる瞬間
この映画には、二人がそれぞれ恋に落ちる瞬間を描かれている。
キャスリーンが長年経営して来た店を閉め、一人、ジョーの書店に来て、絵本のある4階で、ボーッと絵本の棚を見ていると、ある女性が店員にタイトルの分からない本を探してくれと言う。
でも店員には見当もつかない。
その会話を聞いていたキャスリーンは、本のタイトルと作家の名前を教えてあげる、涙を流しながら……。
そのやりとりを陰から見ていたジョーは、キャスリーンの頬に伝う涙を見てしまう……。
風邪を引いて家で休んでいたキャスリーンの元に、ジョーは花束を持って現れた。
強引に家の中に入って来たジョーに、ベッドの上で悪態を吐こうとした瞬間、ジョーはキャスリーンの口に手をやり、「君が悪口を言えないように協力するよ」と言う。
キャスリーンは突然の事に動揺する……。
この時点から、いがみ合っていた二人は180度変わって行く……。
この映画には、恋愛のヒントがたくさんあります。
「もう恋愛なんていい」そう思っている人には、是非見て欲しい作品です。
秋から始まって、クリスマスの冬を迎え、そして春になって行くニューヨーク。
最後に待っている名曲、「オーバー・ザ・レインボー」に、きっと涙する事でしょう。
あの素晴らしいニューヨークが、一日も早く再生する日を願って……。
ヒッチ先生の【談話室】
これは中々見ものやで
ナチュラルな表情で演技をする役者は多い。
けど、今どんな状況か、どんな心の動きかを顔で表現、演技する役者は少ない。
この二人は、共にそう言う演技ができる。
そこに注目して見てみ、面白さが倍増するで
今度見る時は、そこに注目して見ます
面と向かって、本音を言えない二人だが、メールでは本心を語り合う、と言うのも面白いで。
人って、意外とそんなもんかも知れんやろ?
先生、今日もありがおとうございました
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