映画『霊幻道士』キョンシー・ブームの原点となったホラー映画!?
今日ご紹介する映画は、香港映画です。
と言っても、カンフー映画ではありません。
「キョンシー」という言葉を大流行させた映画です
『霊幻道士』予告編(日本語)
ユニークなキョンシー・ステップ! でも、こっちに来ちゃダメ!
こんな人にオススメ!
- 怖いけど楽しい映画が見たい
- キョンシーってなんだ? と思った人
- カンフーじゃない香港映画を見てみたい
どんな映画?
1985年中頃から、第二次と言える香港映画ブームがありました。
ご存知の通り、ブルース・リーやジャッキー・チェンに代表される、第一次カンフー・ブームが70年代後半に香港映画を盛り上げ、それがベースとなって、この第二次香港映画のブームが到来したのです。
その中でも、屍人がゾンビのように動いて暴れる、キョンシーが大ブームになり、色々な作品に波及しました。
シリーズは10作以上、スピンオフや、その亜流も現れ、テレビ化シリーズは大ヒット、一大ブームを起こしました。
その火付け役となったのが、この『霊幻道士』です。
そして、カンフー以外でも、香港映画は面白いと、世界に認識させました。
後に、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』『男たちの挽歌』『Mr.BOO』が大ヒットするのも、偶然ではなかったのです。
この映画の元ネタとなった作品、『妖術秘伝・鬼打鬼』を監督したサモハン・キンポーが、1985年にプロデュースした作品。
▶︎▶︎▶︎ 大富豪ヤンの依頼で、先代の父の墓を掘り起こすことになったチェン道士は、父の遺体が20年間、埋まっていたのに腐敗しておらず、キョンシーになりかけていると告げる。
その父は、商売上、恨みを買っていて、呪いをかけられていたのだ。
チェン道士は、その呪いを解こうと、自らの義荘所に運んで棺を封印するが、間抜けな弟子のせいで逃げられてしまう。
そして、凶暴なキョンシーと化した父は、自分の息子ヤンも殺してしまうが、そのヤンもキョンシーになってしまう……。
見所&解説
理屈抜きに面白いコメディ・ホラー!
キョンシーに殺されたり、噛まれたりすると、その人もキョンシーになる、と言うゾンビ的要素は鉄板で面白い。
また、キョンシーを単純に見せるだけじゃなく、息を止めるとキョンシーから見えなくなるとか、弟子の一人が、幽霊の女と恋に落ち、しつこく追いかけられたりと、単調になっていないのがいい。
予告編では、決して伝わらない魅力がありますよ。
キョンシーと道士の戦い
もちろん見所は、キョンシー対チェン道士の戦いだが、それよりも、弟子を含めた脇役の活躍、と言うか、ドタバタが面白い。
女幽霊と恋に落ちて、道士が変態に見えて刃向かう弟子や、キョンシーに噛まれ、自分がキョンシー化して行くのを、牙を切ったり爪を切ったりして誤魔化す弟子。
父に噛まれてキョンシーとなった息子、その娘を好きになるが、変態扱いされる警察所長。
キョンシーのキャラに負けない脇役が作品を盛り上げます!
何よりも、ピョンピョン跳ねるキョンシーの動きが話題を呼び、日本はもちろん、アジアで大ヒットを記録しました。
ジャッキー・チェンのアクションや、カンフー映画しか、香港映画を知らない人は、是非この作品をオススメします。
ヒッチ先生の【談話室】
面白いけど、所々は怖い。
これ以後のキョンシー映画は、ほとんどギャグ映画としか思えんが、この作品は、とてもバランスがええな
先生、この映画で何か蘊蓄(うんちく)ありますか?
ほら、この映画は爆発したらキョンシーが吹っ飛ぶやろ?
もちろん日本でも、一時アクション映画には不可欠なものになったんやで。
今はあんまり見んけどな…
この映画が大ヒットして、キョンシ・ブームが巻き起こりましたね。
女の子のテンテン、メッチャ可愛かったですね!
ついでに、そのテンテンについて、オモロイこと教えたろか?
エンドロールにテンテンの名前見つけたで。
しかも、アシスタント・プロデューサーやってたで
撮られる側から、撮る側に回って、今も活躍してるんですね。
先生、本日もありがとうございました
作品インフォメーション
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