映画『スケルトン・キー』意外性があるバッド・エンド!【真夏のモダンホラー・コレクション】VOL.4
もう真夏、違うやろ! と言うツッコミをかわしながら、今日もホラー映画をご紹介します!
映画『スケルトン・キー』予告編(字幕なし)
こんな人にオススメ!
- ラストが怖いホラーが好き
- 少し変わったアプローチのホラーが見たい
- 呪い系のホラーが好き
- スプラッターじゃない方が好き
どんな映画?
スケルトン・キーとは合鍵のこと。
その鍵で、屋敷のどんな部屋にも行けるはずだが、一室だけが「開かずの間」になっていて入れない。
ところが、偶然その部屋に入れた事から、この屋敷が普通ではない、何か秘密が隠されている事を知る。
そして、その時から主人公の恐怖が始まる。
2005年のアメリカ映画で、日本では劇場未公開。
女の子代表、ケイト・ハドソン対、オバチャン代表、ジーナ・ローランズが火花を散らして、戦っています。
▶︎▶︎▶︎ 看護師のキャロライン(ケイト・ハドソン)は、古い屋敷に住んで、脳梗塞で車椅子生活になったベン(ジョン・ハート)を介護するために、住み込みで古い屋敷にやって来た。
ベンの妻、ヴァイオレット(ジーナ・ローランズ)から合鍵を渡されたが、どの部屋に入っても、鏡がない事を不審に思う。
雷雨の夜、動けないベンが、二階の窓から屋根の上にいる所をキャロラインが見つけるが、ベンはそのまま落下してしまう。
ベンは、声にならない声で、「助けてくれ」とキャロラインに囁くが、彼女は、何の事だか分からない。
そして、ヴァイオレットの目を盗み、合鍵でも開かなかった部屋に入った事から、物語は恐ろしいラストへと向かって流れて行く……。
(メチャかわいいケイト・ハドソンが、ラストは…、ちょっと悲惨…)
見所&解説
最初見ていて、一体誰を、そして何を怖がったらいいのか、分からなかった。
幽霊屋敷? 吸血鬼? ああ、古呪術…
屋敷自体も、それほど大きくないし、幽霊が出て来そうな雰囲気も、ちょっとある。
でも、鏡が無いから、ひょっとして吸血鬼の話? と思うと、そうでも無さそうだ……。
ようやく、物語の中盤で、黒人の召使がリンチにあったと言う昔話のあたりから、やっと「呪い」的な物語なのか、と言うことが分かってくる。
誰を怖がればいいの?
序盤、妻のヴァイオレットも怪しいし、被害者のようにも見える。
車椅子のベンだって、何か怪しい雰囲気がある。
弁護士の若い男もいるが、一見親切そうな人間が、実は……と言うこともある。
とにかく、誰に焦点を絞り、誰を怖がれば良いのか、不思議な感じで物語は過ぎて行く。
ところが、中盤を過ぎた辺りから、加速度的に物語は進みだす。
ああ、やっぱりそうだよね、て言う感じで。
ブードゥー教とフードゥーの違い
キャロラインの友達が、ブードゥーとフードゥーの違いを語っている。
それによると、ブードゥー教はアフリカで広まった宗教で、フードゥーと言うのは、アメリカに入って来たブードゥー教が、ニューオリンズで呪術として発展したものだと言う。
そして、この物語が、どうやら呪術に関するホラーだと言うことが分かるが、それが一体どう言うことなのか、それは驚愕のラストになって、初めて明かされる事になる。
言い換えれば、ラストになって、初めて全ての繋がりが分かる、と言う仕組みの作品なのだ。
確かに、ラストに向かって、畳み掛けるような展開には迫力があって面白い。
逆に言えば、それまでの展開は、少しテンポが悪いと言えます。
しかも結末は、ハッピーエンドではなく、バッドエンドとなっているので、見る人によって、後味が悪いと感じる人もいるでしょう。(僕は好きでした)
ロッテントマト(世界最大の批評サイト)でも、批評家は38%の支持率でしたが、観客は58%と、そこそこあります。
作品の完成度はそれほどでも無いが、見る分には楽しめる、と言うことでは無いでしょうか。
ヒッチ先生の【談話室】
ただ、ラストは本当に怖かったです
あのラストが無かったら、つまらん映画に終わってたな。
それより、ヴァイオレット役のジーナ・ローランズ、歳取ってたなぁ…。
『グロリア』の時の面影は、無かったな…
『グロリア』は1980年の作品ですよ。
この作品が2005年、当時75歳ですから。
ちなみに現在90歳で、お元気そうです
あのカッコええグロリアは、永遠に心に残ってるからな。
もし見てへん人間がおったら、絶対損してるで。
お前、見逃してへんやろな?
もう寝るわ
作品インフォメーション
この映画を見るには、次の方法があります!
1. Amazon prime videoでレンタルする(有償)
2. Amazon、楽天市場でDVDを買って見る
3. 近くのレンタル屋さんに行く……
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません