映画『ホーンティング』音が怖いお化け屋敷!【真夏のモダンホラー・コレクション】VOL.3
今日、ご紹介する映画は、【真夏のモダンホラー・コレクション】VOL.1の『ヘルハウス』と類似した作品ですが、視聴方法をによって、見方が変わる作品です。
映画『ホーンティング』予告編(字幕なし)
幽霊屋敷は、いつでも人を待っている…
こんな人にオススメ!
- あんまり怖くないホラーが好き
- 音響設備(5.1~7.1)が整っている
- ヘッドフォン(大型)を持っている
どんな映画?
『スピード』『ツイスター』など、スピード感ある演出で人気のヤン・デ・ボンが1999年に監督したホラー映画。
シャーリー・ジャクソンの小説「山荘奇談」を、1963年ロバート・ワイズ監督が作った『たたり』のリメイク作品。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズが花を添え、今はコメディ映画にも多く出演しているオーウェン・ウィルソンが、ホラーに出ていると言う珍しい作品でもある。
音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスのスコアも、雰囲気を盛り上げています。
▶︎▶︎▶︎ 心霊現象を研究しているマロー博士(リーアム・ニーソン)は、睡眠障害の実験と偽り、高額な報酬で、「ヒルハウス」と呼ばれる屋敷に被験者3人を集めた。
到着早々、夜になると不思議な音が鳴り響いたり、視線を感じたりするようになり、時間の経過と共に、被験者たちは追い込まれて行く。
中でもネル(リリー・テイラー)の反応は常軌を逸していた。
そんなネルを心配したテオ(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)だったが、ネルには隠された秘密がある事を、この時まだ知らなかった……。
見所&解説
正直に言うと、つかみはOKだが、後半に向かって、怖さが薄れて行ってしまう。
原因は何か?
この手の話になると、いつも問題になるのが、「見せる見せない」問題だ。
『ヘルハウス』が見せない事で、最大限に効果を上げたのに対して、この作品は見せちゃう、のだ。
前半部分は、被験者たちを襲う相手が見えないし、正体も分からない、だから怖い。
ところが、後半は一変して、石像がいきなり動いて、人間を掴んだりして、うっそ〜、と思ってしまう。
「興醒め」と言う言葉が適切だろう。
演出が派手さを増してくると、それに反比例して、怖さが減ってくる、と言う現象が起こっている。
怖くない映画の怖さを、少しでもアップする方法
この映画のセールスポイントをあげるとしたら、考えられた音響設計だ。
僕が見ている環境は7.1のサラウンドシステムで、ATOMOSのような最新設備ではないが、それでも、その音響効果だけで、飛び上がるほど、ビックリするシーンが幾つかあります。
僕は基本的に、ホラー映画に全く恐怖を感じないタイプだが、この、お化け屋敷のような怖がらせ方には一本取られました。
ある程度、音響設備が整えられた部屋で見ると、そこそこ楽しめる映画なんです。
逆に、テレビからの音声出力だけだと、あんまり怖くないホラー作品、だとも言えます。
もし、イヤフォン・タイプじゃなくて、大型のヘッドフォンがあなたの家にあるなら、是非それを活用して見て下さい。
細かい音や、息遣いが聞こえるので、怖さはアップするはずです。
ロッテントマト(世界最大の批評サイト)では、プロの支持率が15%、観客が28%と言う、映画以上に怖い支持率でした……。
ヒッチ先生の【談話室】
映画の中の音って、作られた効果音による影響は大きいんや。
例えば、嵐のシーン、実は、「風」自体には音ってないやろ?
空気が、何かに当たって初めて音が出るんや
それに加えて、音響設備が整ってるシアターで見ると、あっちこっちから音が聞こえるから、よりおもろいで
先生、本日もアドバイス、ありがとうございました!
作品インフォメーション
この映画を見るには、次の方法があります!
1. Amazon prime videoでレンタルする(有償)
2. Amazon、楽天市場でDVDを買って見る
3. 近くのレンタル屋さんに行く……。
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