【今月買った映画の本】10月
あっという間に10月も過ぎ去って行きましたね。
今月買った本は、映画本、と言うよりは……
金田一耕助語辞典
この本にはサブタイトルが付いていてます、それが……。
「名探偵にまつわる言葉をイラストと豆知識で頭をかきかき読み解く」
普通の辞典ではない!
考えてみれば、この手の本は、映画のタイトルに始まって、何処でどんな事件が起きたか? を中心にまとめられているのが普通だと思うのですが、この本にはそんな常識は一切ありません。
それが、今までの時点とは違い、語辞典の特徴と言えます。
もちろん事件の簡単な説明もありますが、例えばあ行であれば……。
【アド・バルン】
係留気球を利用した宣伝方法。
江戸川乱歩の探偵小説では、怪人の逃走手段として常用された。
金田一耕助シリーズになると、その使われ方がよりエグくなり、「吸血蛾」ではセンセーショナルな効果を狙ってアド・バルンに女性の片脚をくくり付けて飛ばしていた。(誠文堂新公社「金田一耕助語辞典」P20より)
とある。
金田一耕助が出てくる小説だけではなく、もちろん彼が出演(?)してきた映画についても数多く収録されている。
しかも、イラスト満載なのが特徴だ!
とにかく、各ページには、惜しげもなくイラストレーターのYOUCHAN氏が描くイラストで溢れている!
また、途中途中に、迷路荘の見取り図や、古い小説の挿絵コレクション、海外で出版された本の紹介、映画のポスターなどが、多くはないがサクッと掲載されているのも嬉しい。
映画ファンにもオススメ!
金田一耕助のファンならば、小説のファンだけじゃなく、映画ファンにも絶対オススメします!
これを読んでから見るか、見てから読むか(ん? 何処かで…)とにかく映画を何倍にも楽しくしてくれるアイテムには間違いありません。
自信を持ってこの本をオススメします!
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