今月買った映画の本
結構買う映画の本を、皆さんにも月一で紹介して行こうと思います。
1. 「キネマ旬報」12月上旬特別号
「ありがとう、和田誠さん」と題され、僕の大好きなイラストレーター、和田誠さんの追悼特集になっています。
氏の描いたキネ旬の表紙が、年代順に掲載されていて、オールドファンならきっと一度は目にしている、懐かしいイラストを見ることが出来ます。
このブログで、僕はイラストを描いて載せていますが、和田さんのイラストに出会わなければ、イラストをまた描いてみよう、なんて思わなかったはずです。
と言うのも、中学一年ぐらいまで、本気で漫画家になりたいと思っていたのですが、その夢も何だかんだで挫折……。
今から10年ほど前に、映画ブログを立ち上げた時、著作権のよく分からない画像を貼るのが嫌で、よくチラシやポスターを貼っていたのですが、それも味気ない気がして。
そんな時に、和田さんの映画本、例えば「お楽しみはこれからだ」とかを読み直している時、ふとイラストが心に飛び込んで来た感じがしたんです。
こんなシンプルな線なのに、ここまでその世界観に引き込まれる魅力って何なんだろう?
それからは、イラスト集を買い、エッセイを買い、評論を買い、それらを見ている間に、自分でも描きたいと言う無謀な発想が湧いてきたんです。
話が脱線しましたが、吉永小百合、真田広之、大竹しのぶさんらの追悼インタビューも掲載されていたりします。
他には、『スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』『アイリッシュマン』『カツベン!』や『決算!忠臣蔵』の記事が充実しています。
2. 「ココロに響く映画の名セリフ」
【作られたセリフだからこそ、人生の指針になる頃場がある】
『ブリジット・ジョーンズの日記』『LIFE!:ライフ』から始まり、『マイ・インターン』
『レオン』『ショーシャンクの空に』『アポロ13』『プラダを着た悪魔』等々、全部で66作品の映画のセリフが、5つのテーマ別にイラストと共に紹介されています。
セリフのシチュエーションや意味の解説が、1作品に4ページを割いて詳しく掲載されています。
僕が個人的に気に入ったのは、『小説家を見つけたら』の中で、ショーン・コネリーが高校生、ロブ・ブラウンに行ったセリフ。
「まずはハートで書く。そしてリライトには頭を使う。文章を書く時は考えずに書くことだ」
3. 「スターは楽し: 映画で会いたい80人」
古今東西の映画スター80人のエピソードが、私生活、撮影中を問わず書かれています。
そこには、スター同士の禁断の恋や、三船敏郎が東宝で面接を受けた時に落ちかけたエピソードなど、映画ファン(これもやっぱりオールドファン向けかな)にはたまらない内容になっています。
そのエピソードの最後には、その俳優の代表作(と言っても著者の芝山幹郎氏の主観です)の今見られるDVD、3作品もリストアップされ、ここにもエピソードが描かれていると言う、手の込んだ内容になってます。
良いか悪いかは別として、そのスターの作品を見る時に、今までと違った印象で見られるのは間違いありません。
今日上げた3冊、映画ファンならどれを読んでも満足いく物だと思います。
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