『スパイダー・パニック!』 B級映画大好き! これ、掘り出し物です。

2019年9月5日

巨大化したクモの大軍が、人間と言うエサを求めて田舎の町を襲い始めた!

   こんな人にオススメ!

  • 動物(昆虫)パニック映画が好き
  • クモの大群を見ても平気な人
  • ティーンエイジャーの頃のスカーレット・ヨハンソンに興味がある
  • アクションも好きだが、ストーリーも重視したい

どんな映画?

娯楽映画を得意とするローランド・エメリッヒが、2002年に制作した作品だが、『インデペンデンス・デイ』や『GODZILLA 』と言った、お金をかけた大作とは一味違い、作品のクオリティを保ちながらもB級テイストに溢れるパニック・アクションに仕上げた。当時18歳のスカーレット・ヨハンソンが、やはり光っています。

▶︎▶︎▶︎舞台はアリゾナの田舎町。
産業廃棄物を積んだトラックが、誤ってドラム缶を川に1つ落としてしまうが、ドライバーは気付かないまま走り去ってしまう。
ドラム缶の中身が川に流れ、周辺で生息していたコオロギが汚染された水を飲んでしまう。
そうとも知らずにクモ牧場のジョシュアが、エサとして持ち帰りクモたちに食べさせた事から、クモたちは巨大化して、ジョシュアもエサのように食われてしまう。
人間の味を知った肉食のクモは、次の餌を求めて牧場から人の住む町へと移動する。
異常事態に気付いた女性保安官サムと、子供ながらクモに詳しい息子のマイク、ティーンエイジャーど真ん中の娘アシュリー(S・ヨハンソン)は、母の元カレ、クリスと共に、住民を巨大なショピング・モールに誘導して戦おうとする。
エイリアンが拉致しにやって来ると、常日頃FMラジオで言い続けているDJのハーランや、何やら悪だくみをしている町長らもショッピング・モールに集まって来るが、巨大化したクモたちは、容赦なく建物を破壊しようとしていた。
孤立して、逃げ道を失った住民たちは、クモの餌になってしまうのか……。

見所&解説

見所はズバリ、ブレイク寸前のスカヨハ!

コオロギを食べたクモは巨大化するのに、汚染水を飲んだコオロギは何で巨大化しないのか?
或いは、質量が何万倍にも膨れ上がったクモが、あんなに早く、しかもあれ程ほどジャンプ力があるなんて……と
驚いても(突っ込んでも)仕方がない。
なにせエメリッヒは、どうしたら観客が喜ぶのか? を徹底的に考えたあげく、少々の無理は承知の上で作っている。
『インデペンデンス・デイ』『GODZILLA』『デイ・アフター・トゥモロー』『紀元前1万年 』『2012』『スターゲイト』……、ね。
ただ、この作品が上記の作品群と大きく違うのは、非常にこぢんまりとしている所だ。しかも、大作では表現できないような、遊び心あふれた作品でもある。

例えば、FM局を開設しているトレーラーハウスを、ボスキャラ的な巨大タランチュラが襲うシーンは『マックイーンの絶対の危機(ピンチ)』(1958)の巨大アメーバが襲うシーンを連想させるし、巨大なショッピング・モールに立てこもって、襲撃に備えるのは、ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』(1978)で定番になったシーンだ。
巨大化したクモの大群が襲って来るシーンは『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997)のバグたちを連想させたりもする。
女性保安官のサムを演じるカリ・ウーラーは『アナコンダ』(1997)と言う巨大ヘビ映画にも出演しているセクシー系の女優さんだが、今回はそれを封印している。その代わり、娘役のスカーレット・ヨハンソン(当時18歳!)が活躍して、この映画の魅力を一段階上に引き上げているのは間違いない。

そして、この映画が、その辺のB級映画と一味違うのは、複線の貼り方もさりげなく、細部に行き届いている点だ。
炭坑にたまったメタンガス、ショッピング・モールと町長の関係、一応主人公のクリスの父が言い残した言葉等々、ラストまで芸が細かいのだ。
ただ、クモたちをやっつける作戦(?)は、ちょっとあんちょこ過ぎるのが気にはなるが……。
しかし、こんなに面白い映画を見過ごすなんて、映画好きなら勿体ないぞ。

○○○+○エキストラボール

この映画ではクモに襲われるのに、後年『アベンジャーズ』シリーズではブラック・ウィドウ(黒後家蜘蛛)の役を演じるスカーレット・ヨハンソン。
彼女を最初に認識したのは、ロバート・レッドフォードが1998年に監督・主演した、『モンタナの風に抱かれて』で、13歳の役を演じた頃だった。(この作品もオススメです)
子役は大成しない、とよく言われるが、今では押しも押されぬ大女優に。
そんな彼女だが、昔からずっと見て来たので、現在の年齢を知って改めて驚いた。

まだ34歳……、若いなぁ……。

 

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