映画『ブリット』あなたは、まだ本当の「ブリット」を見ていない!

ロッカリア

ロッカリア

どーも、ロッカリアです。
ついにこの日が来ました! やっと100作品、イラストと共に達成しました!
なので、本日は大好きなスティーブ・マックィーンの作品をガイドして行きます。
ただ、今まで、アクション映画として有名ですが、今日は、そんな見方もあるんだ、って感じで紹介して行きます

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映画『ブリット』予告編(字幕なし・高画質版)

たった 一つのキスで、クールなアウトロー刑事のイメージはひっくり返る!

   こんな人にオススメ!

  • 刑事アクションが好き
  • 本物のカー・チェイスが見たい
  • マックィーンに会いたい

どんな映画?

スティーブ・マックィーンの作品中、最大級の人気と面白さを誇る作品。
1968年に作られた刑事物で、その後の刑事像に強く影響を与えた、エポック・メイキングな作品でもある。
『ダーティハリー』『フレンチ・コネクション』の名作も、この作品の影響が顕著に表れているし、『ブリット』の存在が無ければ誕生していなかった、と言っても過言じゃない。
有名なロスの坂道を使ったカー・アクションはド迫力で、これも、古くは『ザ・セブン・アップス:重犯罪特捜班』『ビッグ・マグナム77』、近年では『RONIN』『ボーン・アイデンティティ』へと、その本物志向は受け継がれている。
アクションばかりが目立つが、実はブリットが、日常と、刑事と言う、一般人とかけ離れた過酷な、非日常を描いている点にも注目したい。

▶︎▶︎▶︎ チャルマース上院議員(ロバート・ボーン)から、シンジケートを裏切ったジョー・ロスを、証人として保護するよう依頼されたブリットだったが、匿っていたホテルでジョーは撃たれ、瀕死の状態で病院に運ばれる。
だが、息の根を止めようと殺し屋も病院に現れ、ブリットが捉えようとするが逃してしまう。
結局ジョーは死んでしまうが、その事を秘密にし、殺し屋たちを誘き寄せようと考える。
ところが、単純に見えた事件には、ブリットも考えなかった大きな陰謀が潜んでいた……。



見所&解説

未見の人は、この解説を読んでから見ると、フランク・ブリットの人間性や、作品の見所が詳しく分かると思います。
もちろん、結末の真相など、ネタバレしないので、安心してください。

傑作中の傑作、その萌えシーンとは…

差別的な上院議員対孤高の刑事の対比を軸に、アクションとスリルをふんだんに取り入れ、当時、誰も見た事のないカー・チェイスで観客の度肝を抜いた傑作だ。
特に、追うマックィーンが乗るマスタングと、逃げる殺し屋が乗るダッジ・チャージャーとのカー・チェイスは、今見ても色褪せず感涙ものだ。
謎の、緑色したフォルクスワーゲン・ビートルや、車がカメラに当たるエピソードも、本来ならNGになるが、ある意味この作品の魅力になっている。
映画ファンなら、絶対ここで萌えるシーンを二つ紹介。

萌えシーン〜その1

ブリットを狙い、ロス市街の坂道を追いかける殺し屋のダッジ・チャージャー。
だが、一瞬ブリットの乗った車を見失ってしまう。
何処へ行ったのか、殺し屋二人はマスタングを探し始める。
と、次の瞬間、殺し屋の乗った車のバックミラーに、ゆっくりとマスタングが姿を表す!
立場が逆転するこのシーンに、萌える!

萌えシーン〜その2

立場が逆転した殺し屋の車は、気付いていないフリをして、ゆっくりと逃げるタイミングを探す。
やがて、殺し屋の二人がシートベルトを締めると、それを合図のようにアクセルを全開で踏む!
すると、今迄、緊張感を演出していた、ラロ・シフリンのBGMがピタッと止み、68年製のダッジ・チャージャーのタイヤとマフラー音が響き渡る!
それを見たブリットのマスタングも、タイヤの煙を上げ咆哮しながら急加速して後を追いかける! 萌え〜!

この二つのシーン、見逃してはもったいない。

さて、話は変わりますが、最初に書いたように、カー・チェイスや空港での追跡シーン、派手にショットガンをぶっ放すアクション映画として有名なのは周知の通り。
なので、単純にアクション映画として見るのも、全然問題ありませんが、実は、ブリットの人物像を深掘りして見ると、違った『ブリット』が見えてくるんです。

たったひとつのキス・シーンに注目!

この映画を語る上で、恐らく誰も言及していない、見逃しているシーンがあります。
それは、あまりにもさりげ無いシーンだからです。
一見、どこまでもクールな一匹狼の刑事ブリット。
だが、このシーンに注目して欲しい。(オールドファンにも注目してもらいたい)

1. ブリットの車が使えず、ブリットはキャシーの運転であるホテルに向かう。
そこで、殺人現場を偶然目撃してしまったキャシーは、家路に向かう途中で車を降りる。
ブリットが後を追いかけるが、キャシーは彼に、「あなたの人生はあまりにも異常だ」と言う。だが、ブリットはあまり表情を変えない。
なぜなら、彼はその非日常的な生活を自覚しているからだ。
だから、続いてキャシーが「私たちはどうなるの?」と、もう付いていけないような言葉を投げかける。
ブリットは言う、「これからだよ」と。
では、ブリット自身、異常な日常を生きている、そう自覚しているシーンはどこか?

2. それは物語の中盤あたり。
朝を迎え、ブリットは自分の部屋で、例のハイネックセーター(チラシ、ポスターでは黒色のように見えるが、実は少し暗めのブルー!)の上から、銃の入ったホルスターを身に付ける。
キャシーは、ブリットのYシャツ(これも流行った! 女性が男性のシャツを着るやつ)を着て、小さいテーブルにシリアルを置いて食べ始める。
ブリットは、そんな彼女に近付きキスをする。
するとキャシーは、「何のお礼?」と聞くが、ブリットは答えない。
ここだ!
「何のお礼?」
キャシーの存在こそ、ブリットが、異常な人生から、人間として生きる事のできる日常を、繋ぎ止めてくれる存在、それを充分に分かっていて、お礼のキスをしたのだ。
彼女が自分の部屋にいて、普通に生活をしている。
過酷な現場から帰宅、あるいは出勤する時、いつも彼女はそこにいるのだ。
その彼女の姿を見ることで平静を保ち、ブリットは人間らしい心を持てている。
「何のお礼?」
そのことへの、感謝の気持ちを秘めたキスなのだ。
だから、この映画のラストシーンは、ああなっているのだ!

3. 細かく見ていけば、小銭がなく、新聞を自動販売機で買えないブリットが、無理やり叩いて取ったり、パジャマ(派手な)姿だったりと、監督のピーター・イエーツは、人間としてのブリットと、仕事に徹するクールなブリットを、鮮やかに描いているのが分かる。
その人間性を表した、決定的なシーが更にある。
ブリットが銃を撃って死んだ男の体に、自らのジャケットを被せるシーン、このシーンに、人間ブリットの姿が凝縮されていると言えるんじゃないでしょうか。
これは後に、ブルース・リー主演の『ドラゴンへの道』で再現されていたのは、単に師弟の関係と言うより、ブルース自身が、あの姿に惚れ込んだから、と言えば感傷的過ぎるか……。

だからこの映画、僕にはこう見える。
ブリットの悲惨な仕事環境、非日常の生活、その中で生きていることを自覚しながらも、どこまでも感情を殺し、仕事に徹し、犯人(悪)を追う刑事として生きている。
これ以上クールな刑事像はあるまい。
そして、その刑事像を充分に理解した上で、マックィーンはブリットを演じている!(萌え〜!)

さて、未見の人も、何回も見ている人も、『ブリット』を見て下しさい。
きっと、今までと違う、さらにカッコいい『ブリット』が見えて来ると思います。

見所&解説〜ダークサイド

さて、ここからは少し面白いシーン、変なシーンを少し抜粋。

まず冒頭、相棒の刑事がブリットのへに来るシーン。
新聞を声に出して読み始めるが、その記事内容にビックリ。
なんと、当時(1968年)おたふく風邪が大流行していて、そのワクチンを政府が認証した、と言うのだ。
昨今の新型コロナ禍、歴史は繰り返す、と言うことか……。

瀕死のジョー・ロスを病院に運んだのが夜。
そこに現れた殺し屋を追いかけて、ブリットが病院の外に飛び出すと、昼間のような明るさに。
夜から朝にかけて、時間が経過したとも考えられるが、唐突に訪れるので、「え! いつの間に?」と思ったのは僕だけ?

執拗に迫って来る殺し屋の男。
プロの殺し屋って、決まってコートに銃、そしてなぜか銀髪。
それを見る度に、リー・マービンが脳裏に浮かんでくるのも僕だけ?
オールドファンの人、どう思います?

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Posted by rockaria