『RONIN:ローニン』 これぞプロフェッショナルな映画!

2019年9月5日

誰が敵で、誰が味方!? 映画史上N0.1のカー・アクションを見逃すな!

   こんな人にオススメ!

  • CG一切無しのど迫力カーチェイスが見たい
  • 硬派な映画、男の子映画が見たい
  • ロバート・デ・ニーロとジャン・レノの、プロフェッショナルな流儀が炸裂する映画が見たい
  • アクションとサスペンスに満ちた映画がみたい

どんな映画?

『フレンチ・コネクション2』『ブラック・サンデー』等、硬派な作品&無茶な映画を撮らせたら右に出る者はいないだろう、ジョン・フランケンハイマー監督1998年のアメリカ映画。
だが、物語の舞台はフランスだ。

▶︎▶︎▶︎フリーランスの特殊工作員が一つのチームとなって、まずは単純な武器の取り引きに向かう。
ところがいきなり銃撃戦になり、工作員たちの腕が試される。
チームの目的は、ある組織が持っているジュラルミンのケース。そのケースを追って、彼らはパリ、アルル、ニースとその舞台を移しながら、壮絶な戦いを繰り広げるが、やっと奪ったケースも裏切り者が現れ、その行方も闇に消えてしまう……。

銃撃戦も、もちろん迫力があります!

見所&解説

見所はズバリ、デ・ニーロとジャン・レノの演技合戦、そしてカー・チェイス!

敵も味方も狙っているのがジュラルミンのケース。
中身が何なのか、と言うよりも、ケース自体がとんでもない災いをもたらすと言うシンボル的な使い方がされている。これは
ヒッチコック先生が言う所のマクガフィンで、この手法は『M:I:3』のラビット・フットでも使われている。

カー・チェイス。
古い街並みの路地裏や、大通りの逆走も、他の映画と違って半端じゃない。
今、この映画のような撮影をしようとしても、絶対不可能だろう、そう思えるぐらいのド迫力なのだ。
『バニシングin60』(『60セカンズ』のオリジナル)と言う、スタントマン出身のH.Bハリッキーが監督主演したカー・アクションが、一体何台の車をぶっ壊したんだ? と1970年代には話題になったが、この映画のカー・アクションは質が違うのだ。
潰す、では無しに、潰さずに逃げ切れるのか? なのだ。
監督のフランケンハイマーは、レース・ドライバー(アマチュア)だった事もあり、実際にハンドルを握って運転したり、出演者も自らハンドルを操作して、このカー・チェイスに挑んでいる。

この、カー・チェイスを見るだけでも価値は充分あるが、そこに持って来て、デ・ニーロとジャン・レノを配する事によって、プロフェッショナル度、サスペンス度、男気度は、いやが上にも盛り上がる。
そう、この映画は何を隠そう、巷で言う所の「男の子映画」なのだ。
それが原因なのか、公開当時も観客動員が伸びず、決して大ヒットしたとは言えなかった。(女性の占める割合が興行的には大きく左右するからだ)
これも、会社の若い世代、30代の人間に聞いてみたところ、見た事が無いと言う答えばかりだった。
ええ!? そんなバカな!
こんなに面白い映画を見逃すなんて、人生、損してるんじゃないのか!

○○○+○ エキストラボール

●『RONIN』(ローニン)と言うタイトルは、もちろん日本語の「浪人」が由来。
『007』シリーズも、冷戦時代が終わると、スパイであるジェームズ・ボンドの取り扱いに困ったが、この作品はそれを逆手に取り、行き場を失った各国の特殊工作員がチームを組むと言う発想が秀逸。
その007シリーズの『 ゴールデン・アイ』の、006として出演していたショーン・ビーンが、メチャかっこ悪い役で出演しています。

●カー・チェイス映画アラカルト。
『ブリット』を筆頭に、『フレンチ・コネクション』は作品的にも名作。それに次ぐのが『重犯罪特捜班:ザ・セブン・アップス』で、カー・チェイスだけを取り上げれば、こちらも上位にランクする。
作品の質を度外視するなら、『ビッグ・マグナム77』はダントツに無茶をしていて、そのシーンだけをブルーレイでよく見る。

●2000年代に入り、最近のカー・アクション映画は、CGが介入してくるため、どこか不自然さが目立ってしまうが、『ボーン・アイデンティティー』(2002年)は、クラシック・ミニが、一味違うスタント見せてくれる。作品も素晴らしい出来で、こちらも必見ですね。

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