『ハロウィン』(1978)ジョン・カーペンター監督を一躍有名にした、スラッシャー・ホラーの原点!

2023年8月5日

どーも、ロッカリアです。
今日ご紹介する作品は、後に『13日の金曜日』『エルム街の悪夢』『スクリーム』などのフォロワーを生み出した、ホラー映画の原点と言える作品です。

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奇妙な息遣いが聞こえたら、決して振り返らないで!」(キャッチコピー)

・スラッシャー・ホラーの原点を見たい
・オカルトとホラーの違いを知りたい
・ホラー映画は見逃せな
いと言う人

どんな映画?

30万ドル(しかも撮影日数20日間!)と言う低予算で制作で作られながら、7000万ドルと言う興行成績を記録した映画。
当時無名に近かったジョン・カーペンター監督の名を、一躍、世界に知らしめた出世作です。
様々なフォロワーを生み出し、続編も制作、最近になっても、『ハロウィン:2018』『ハロウィン:KILLS』『ハロウィン:ENDS』の三部作が作られるほどの人気作品です。

それまで、恐怖映画と言えばオカルトと呼ばれていましたが、この作品を機に、スラッシャーとか、スプラッターと言う呼び方が定着、以降、恐怖映画を一般的にホラー映画と呼ぶようになりました。
(スラッシャーとは、スプラッター映画のように、血飛沫の要素が比較的少ない作品のことを言います)

▶︎▶︎▶︎ アメリカ・イリノイ州ハドンフィールド(架空の街)、6歳のマイケル・マイヤーズはハロウィンの夜、理由もなくティーンエイジャーの姉を刺し殺してしまう。
15年後、成人したマイケルは、精神病院から脱走した……。

学生のローリー(ジェイミー・リー・カーティス)は、教室の窓から、ブギーマンのマスクを付けた男を見るが、一瞬で姿を消してしまう。
胸騒ぎがしたローリーは、女友達に相談するが相手にされない。

一方、マイケルをずっと見てきた精神科医のルーミス(ドナルド・プレゼンス)は、逃げたマイケルを追って、ハドンフィールドの街にやって来た。
ハロウィンの今夜、何かが起こると感じていたルーミスは、必死にマイケルの姿を探すが……。

オカルト・ブームからホラー・ブームへ

1973年に作られた『エクソシスト』を皮切りに、『ヘルハウス』『オーメン』『夢魔』『悪魔のシスター』等々、幽霊や悪魔を題材にした映画が大量生産されました。
これらは、オカルト・ブームと呼ばれ、TVではUFO特集や、ノストラダムスの予言などが大きく取り上げられていました。

そこに登場したのがこの作品です。
スラッシャー・ホラーの原点と言われるこの作品、ここに登場する殺人鬼は、霊的な存在ではなく、生身の人間が暴走して起こす惨劇です。
で、これを見た人が気付くんです。
確かに、悪魔や霊的な現象も怖いけど、実は人間の方が、現実的で、何をするか分からない恐怖がある、って事を。

ホラーと言うた呼び方が定着

この映画『ハロウィン』以後、特にスラッシャー系、スプラッター系の映画、『13日の金曜日』とか、『エルム街の悪夢』『スクリーム』『キャンディマン』『死霊のはらわた』などに、共通するある要素があります。
それは都市伝説が絡んでいる、と言う事です。

まず、都市伝説があって、それを馬鹿にしていると、本当に、その都市伝説のような出来事が起こる……。
例えば、『キャンディマン』では、鏡に向かって「キャンディマン」と5回呼ぶと、本当に現れる、といった感じです。

映画に登場する都市伝説は、映画用に作り上げたり、この『ハロウィン』のように、最初から存在するものだったりします。(もともとブギーマン伝説と言うものがあって、子供が言うことをきかなかった時、親が子供に、言うことを聞かないと、ブギーマンが来るよ、と言って使っていました)

シネマ血眼ウォッチング(久しぶり)

映画の変な所を突っつく「シネマ血眼ウォッチング」、今回はこのシーン!

ローリーが下校途中で、友人と別れて自宅に帰るシーン。
ここで、それまでドピーカンに晴れていたのに、ローリーの家が映った瞬間、大雨が降った後のように、道路はビショビショ、建物は雨に濡れている。
これは明らかに繋ぎミスだが、20日間で取り終えたことを考えれば、日程に余裕が無かったのかも知れません。
でも、不思議な光景に見えます。

で、これは疑問なんですが、ずっと精神病院に入っていたマイケルは、どうやって車の運転を覚えたのか?
映画を見ている限り、普通に運転しているのが、違和感でしかありません。
一説には、看守が面白がって教えた、と言う記事も見た事があるけれど、それは……。

ホラー・ファンなら(↓)

個人的な意見です

今回、高かったブルーレイが安くなっていたので、購入して見ました。
そこで発見。
本編を見ている時には、全然気にしていませんでしたが、特典映像の中に収められていた、予告編を見て「えっ?」と思いました。
それは、本編と予告編との映像では、かなり色彩が違うんです。
本編の方は、色味をかなり抑えた映像であるのに対し、予告編は極彩色、と言っても良いぐらいの色彩です。

画像はTV画面を撮影したものです(↑)

これ(↑)が予告編です。
色が鮮やかでしょ。
これに対して本編は……。

画像はTV画面を撮影したものです(↑)

全然違う色味になっていますよね。
どちらが良い、と言うより、どちらが好みか、に分かれるとは思いますが、個人的には、色味が薄い方が、雰囲気に合っていて好きです。
公開当時に観ていないので、オリジナルがどんな感じなのか、知る由もありません……。(残念)

さて、記事中でも言いましたが、かなりブルーレイが安くなっていたの、ソフトを買いました。
特典映像は、予告編だけでした。

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ホラー

Posted by rockaria