『ドラキュラ(1979)』王道だが一味違うゴシック感!
どーも、ロッカリアです。
本日ご紹介するのは、恐怖映画の定番、ドラキュラ作品です。
ただ、今回のドラキュラは、歴代の中でも一番ダンディなドラキュラじゃないでしょうか。
ヴァージンレッドを求めて、美の中にさまよう……(当時のキャッチフレーズ)
- ドラキュラ映画は好き
- ゴシック・ムードも好き
- ダンディなドラキュラを見てみたい
どんな映画?
『サタデー・ナイト・フィーバー』で一躍有名になったジョン・バダム監督が、1979年に制作した英米合作映画。
『ウォー・ゲーム』『ブルーサンダー』と、アクションでヒット作を生み出した監督が、それ以前に作った古典的な恐怖映画。
ただ、恐怖映画として見た場合、その恐怖度はあんまり感じません。(個人的に)
しかし、ドラキュラ城、墓を掘り起こすシーン、精神病院を舞台にしている演出は、ゴシック・ムード満点です。
▶︎▶︎▶︎ 1913年、荒れ狂う海上を、ドラキュラの棺を積んだ船が座礁してしまう。
海沿いにあるスウォード精神病院から、難破した船を見つけたヘルシング教授の娘ミーナは、狼に導かれ、洞窟で倒れている伯爵を見つける。
後日、そのミーナに招待された伯爵は、ミーナを虜にし、病院で彼女の血を吸う。
血を吸われたミーナは、翌朝死んで埋葬される。
ミーナの世話をしていた医院長の娘ルーシーも、伯爵に魅了されていた。
娘ミーナの死を聞き、駆けつけたヘルシング教授は、首に傷があった事を知らされると、吸血鬼ヴァンパイアの存在を口にするが、周囲の者は誰も信じない。
そんな時、死んだはずのミーナが、病院の患者を襲い殺してしてしまう……。
見所&解説
舞台劇
舞台劇を映画化、そのせいか、ロマンティックなムードが高めで、恐怖ムードは低め。
ドラキュラ役者として有名なクリストファー・リーは、ベラルゴシ版をリスペクトして、徹底的に観客を怖がらす演出だったので、ちょっと残念だ。
精神病院
主な舞台が病院なので、もっと患者が襲われるとか、派手な演出に振った方が盛り上がったはず。
しかし、ドラキュラ城はムード満点で、一人で行くのは絶対無理、的な感じがよく出ているし、ヘルシング教授が、自分の娘の墓を掘り起こして……と言ったシーンは、ちょっとドキッとします。
名優が二人
精神病院の医院長役のドナルド・プレザンスは、ジョン・カーペンターの『ハロウィン』の刑事役で、ブギーマンと闘った名優。
ヘルシング教授は、ローレンス・オリビエで、存在感はあるが、この作品では抑え気味な演技が、少し物足りない。
音楽はジョン・ウィリアムスだが、残念ながら、印象に残るスコアではない。
『ウォー・ゲーム』『ブルーサンダー』と言った、キレのある演出を知っているだけに、ジョン・バダム作品としては、物足りなさを感じてしまう。
作品にフォメーション
1. ブルーレイソフト
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません