速報!映画『シン・ウルトラマン』は、あの話の続編! そして感じた違和感とは?

2022年5月15日

どーも、ロッカリアです。
14日土曜日の9時から見てきたので、リアルタイムで見て育った「ウルトラマン」のリブート作品は、僕にどう映ったのか、取り急ぎ紹介します。
ネタバレなし

ウルトラマンはウルトラマンだった!

観終わって、特別な感慨は起こりませんでした。
と言うのも、映像こそ現代のものですが、『シン・ゴジラ』のように、特別な仕掛けとか、驚かせるラスト、と言ったものは特にありません。

TV「ウルトラマン」の第一話から最終話を凝縮したような内容で、素直な感想が、「ウルトラマン」は「ウルトラマン」以外の何者でもなっかた、と言うのが素直な感想です。
巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】との戦いはメインじゃなく、ザラブ、メフィラスと言った星人との闘いがメインになっています。
『シン・ゴジラ』の時のように、誰もみた事がないゴジラ映画を作る、と言うよりは、庵野自身が、昔見たウルトラマンを、現代風にして楽しんだ、そんな印象です。

昔ながらのファンの人も、初めて見る若い人も、単純に楽しめる、エンターテイメントな内容となっていました。(と言いながら、僕にはある違和感がありました)

パンフレット

TV「ウルトラマン」の第33話「禁じられた言葉」がベースで、『シン・ウルトラマン』はこの続編、或いは後日談とも言える

第33話「禁じられた言葉」とは、メフィラス星人が、フジ隊員の弟、サトルくんに、「一言、地球をあなたに上げる、と言ってくれれば、永遠の命を君に与えよう」と言って、地球人の心を試すと言う物語。
フジ隊員は巨大化してビルを壊したり、ザラブ星人はもちろん、バルタン、ケムールと言った星人を召喚し、地球を滅ぼそうとする。
ところが、サトルくんは、「いやだ! 僕は地球人だ! 絶対やるもんか!」と、最後までメフィラスに逆らう。
結果、メフィラス星人とウルトラマンは対峙するのだが、途中で、宇宙人同士の争いは止めようと、メフィラスは姿を消す。
その際、こんなこと言っている。


「私が欲しいのは、地球の心だった。
だが私は負けた、子供にさえ負けてしまった。
しかし私は諦めた訳ではない。
いつか私に、地球を売り渡す人間が必ずいるはずだ。
必ず来るぞ! wahahahaha!
(TV「ウルトラマン」第33話「禁じられた言葉」

そして2022年、メフィラスはやって来た!

正確には、もう少し前から地球にいたらしいが、争いを好まないメフィラス星人は、未知の絶対的な力を示し、日本政府と密約を交わしてしまう。

端的に言えば、人間が地球を売り渡す時代がついに来てしまった、この映画は、そんな危機を、第33話の後日談として引き継いだのではないか、僕の目にはそう映りました。

メフィラスはエヴァのように見える?

これは造形的な話ですが、メフィラス星人の姿、シェイプされていて、シルエットだけになると、まるでエヴァのように見えた、のは僕だけだろうか?

さて、ここからは、一歩踏み込んで、このエンターテインメント色が濃い作品にも関わらず、僕が覚えたある違和感、を提示していきたいと思います。

ネタバレ気味注意!(謎の部分を考えたみた)

核心には触れませんが、読むと、見る楽しみを薄めてしまい可能性があるので、未見の人は観賞後、また遊びに来て下さい。

まず、『シン・ウルトラマン』のタイトルロゴの前に、何故か『シン・ゴジラ』のタイトルロゴが出る。
解釈可能な限り推測すると、あのゴジラが出現した世界観と、同じだ、と考えられる。
しかし、そう解釈すると、冒頭に「ウルトラQ」を取り上げ、ゴメスやマンモスフラワー、ペギラと言った世界観をわざわざ作らなくても、良かったんじゃないか、そうも考えられます。

(巷では、オープニングで、「ウルトラQ」のゴメスを描写した時に、『シン・ゴジラ』のゴジラを使い回したから、となっている。へえ〜、一瞬だったので、気付かんかった…)

カラータイマーがある?

最初は銀色一色の巨人、変身後、赤いストライプが入る。
なぜか?
この解釈は、初登場の際は、純粋な光の国の星人としてだが、斎藤工演じる神永新二と身体(命)をシェアする事で、人間の中に流れる血を表現したのではないだろうか。
そして、地球上での行動が、思ったよりも体力を消耗し、酸欠状態の表れが、赤から緑のラインになってしまうのでは? これはあくまで個人の推測ですが……。

もう一つ、ザラブ星人について。
このザラブ星人に違和感を覚えた人はいないだろうか?
こいつ、前面の皮しかない!
これは、着ぐるみを脱いだ後、前と後ろを半分に切って、前だけで動いてるように見せてる!
なぜ?
これも、解釈可能な限り推測してみると、ザラブ星人は透明になる力を備えている。
その能力によって、体の半分を透明化しているのか?(中身を含めて)
あるいは単純に、着ぐるみでは表現できない星人を、演出してみたかったのか?
これも謎じゃないか……。

ゾーフィ?が悪者?(本来はゾフィーが正解)
これも違和感を覚えたひとつ。
(劇中では、昔、少年誌で誤情報が掲載され、その時ゾフィーがゾーフィとなったのを、今回採用されたらしい)
これは、この作品の根幹部分に関係してくるので、詳しい説明はやめておきましょう。

とりあえず、今日見て来たばかりなので、後日、色々と疑問や解釈に関して、何か生じてくるかも知れませんが、速報という形で、紹介してみました。

P.S
この映画、登場の仕方と言い、内容から考えて、主役は長澤まさみだったよなぁ……。

個人の感想です
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