映画『JUNK HEAD(ジャンク・ヘッド)』地下迷宮に広がる脅威のイマジネーション!

どーも、ロッカリアです。
今日ご紹介する作品は、ほとんどの作業を一人で行い、7年と言う歳月をかけて完成させ、世界の映画祭でも好評価を得た、ストップモーション・アニメのSF映画です。

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「未来はガラクタに託された」(公開時のキャッチコピー)

・ストップモーション・アニメが好き
・デストピアものは好き
・グロいシーンも大丈夫
・ティム・バートン、ギレルモ・デル・トロの作品も好き

どんな映画?

堀貴秀と言う人が、ほぼ一人で制作したストップモーション・アニメ映画。
完成したのは2017年だが、制作期間は7年に及ぶ。
ファンタジア国際映画祭では[最優秀長編アニメーション賞]、ファンタスティック映画祭では[新人監督賞]などなど、国内外で数々の賞に輝きました。(今月、3月16日のニュースでは、チェコの第9回FUTURE GATE SCI-FI FILM FASTIVALで、最高賞に当たるBEST FILIM賞を受賞!)
国内よりも先に、海外で話題になった事で、日本でも劇場公開(2021年)されました。
現在、Amazonプライム会員の人は、プライムビデオで無料で見れます。

▶︎▶︎▶︎ 環境破壊が進み、人類は地下に移住。
その時の労働力として開発した、人工生命体、マリガンを作るが、自我に目覚めてしまい、人類から地下世界を奪い取ってしまう。
それから1600年が過ぎ、人類は遺伝子操作によって、永遠の命を手に入れる。
だが、その代償として、生殖機能がなくなってしまう。
そこに、未知のウィルスが襲いかかり、人類は絶滅の危機に。
人間は、独自の進化を遂げ、増殖するマリガンの生態を調査するために、一人の男を地下世界へと送り込むが……。

見所&解説

地下迷宮世界

なんと言っても、地下の迷宮世界のイマジネーション、それを実際に作り上げた技術と情熱に賛辞を贈りたい。
一口に7年と言っても、途中で不安に思ったり、挫折しそうになったりと、紆余曲折があったに違いない、そう思うのが容易なほど、この作品は複雑で美しく汚れていて、完成度が高い。
作品への情熱と、構築する楽しさは、トンデモないものだろう。

その世界の不思議な住人たち

モグラのような3人組、エイリアンのような気持ちの悪い怪物、女がマッチョで男を支配している村、ドクター・フィンケルシュタインのような博士など、キャラがとても豊富だ。
中でも、モグラのような(3バカ兄弟)3人組は、後半に、アッと驚く仕掛けがあって楽しめる。

主人公は人間…

この時代の人は、人間といっても、首から下は機械で出来ている。(攻殻機動隊の 義体のように)
脳だけが人間としてのアイデンティティを維持している。
この作品の主人公、パートンは、アクシデントの度に、地下迷宮で何度も身体を乗り換える。
それだけ、パートンには、危険がいっぱい降りかかるのだ。

ひとつの注意点

一点だけ注意が必要なのは、結構グロテスクなシーン、表現があること。
ストップアニメーションと言っても、その表現は、実にリアル、苦手な人は、そのシーンに遭遇したら、目を瞑った方が良いでしょう。(脅しじゃないよ)

三部作です

この作品は、三部作の一作目。
と言うことで、結末は、2作目に繋がる感じで、「それなり」と言う事は頭に入れておいた方がいいでしょう。

さあ、覚悟ができたら、地下迷宮への扉を開けて、未知の体験をしてみませんか!

【あくまで個人の意見です】

Amazonプライム会員の人は、無料で見られます。
DVDソフトは、現在では見当たりませんでした。

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SF

Posted by rockaria