映画『幕末高校生』和製タイムスリップ物はやっぱり面白い!
高校の教師と生徒が幕末にタイムスリップ! 歴史が変わり始めた!
こんな人にオススメ!
- 歴史が好き、あるいは苦手な人
- 勝海舟が好き
- 和製SF映画が見たい
- 昔見た、少年ドラマシリーズが好き
どんな映画?
2014年、『家に帰ると必ず妻が死んだふりをしています』の李 闘士男が監督した和製SF映画。
SFと言っても、タイムスリップのシチュエーションだけで、幕末に行ってからは時代劇。勝海舟に玉木宏、高校の教師に石原さとみを配し、若い人にこそ観て欲しい、幕末の時代が描かれています。
▶︎▶︎▶︎ 高校教師の川辺(石原さとみ)は、問題を抱えた生徒、高瀬(柄本時生)森野(川口春奈)沼田(千葉雄大)と幕末にタイムスリップしてしまう。
時はちょうど、薩摩藩が江戸に侵攻している最中、服装が異様な川辺が捕らえられると、三日前にに捕まった高瀬と奉行所で再開する。
そこに居たのが勝海舟で、川辺が勝を褒め称えると、勝の屋敷に住むことになる。
勝が西郷隆盛(佐藤浩市)宛てに手紙を送ったにも関わらず、薩摩藩は江戸を目指し進行していた。
歴史的には、江戸での対戦は避けられたのだが、川辺たちがこの時代にやって来た事で、どうやら歴史が変わり始めたようだ。
歴史が変わると、川辺たちが帰る未来が変化するかも知れない、それを避けるには、彼女たちが帰る四日間の内に、他の生徒を探し出さなければならなかった……。
「あなた、勝海舟さんですよね!」
見所&解説
見所はズバリ、勝海舟の人物像と、タイムリミット型の緊張感だ!
みんなが知る勝海舟と、真逆の人物像がここにある。
人に優しい反面、怖がりで何もしない男だ。
そんな勝に、川辺は失望してしまうが、これがラストにシビれるぐらいのカッコよさに繋がっている。
タイムスリップを扱う映画は、「何故?」と言う部分に焦点が当たる映画と、そうでない映画があるが、この作品は後者で、何故よりも、幕末という時代の中に、現代人が入り込んだコミカルな状況に重心を置いている。
時代劇を見る時、僕はいつも感じるのが、昔の男って、とても凛々しいなぁ、と言う事だ。
本当にそうだったのか、それは謎だが、男なら、こうありたいな、そんな気にされます。
時代劇なんて、そう思っている若い世代の人にこそ観てほしい作品です。
ヒッチ先生の【談話室】
今日も、先生中心でお願いします
邦画だけでも、『戦国自衛隊』『本能寺ホテル』『君の名は。』『時をかける少女』などなど、細かいシチュエーションを入れるとまだ沢山あるで。
『僕の彼女はサイボーグ』『地下鉄(メトロ)に乗って』
『ジュブナイル』
洋画なら、更に多くなる。
どの時代を選ぶかで、物語の性質が大きく変わるし、歴史改変と言った危機感、そこにタイムリミットを入れると、これ以上無い面白いストーリーが完成や。
ハズレ作品も少ない。
この映画もいっぺん見てみ。
☆☆☆☆!
オススメやで。
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