映画『セイント』怪盗映画と言うより、ラブ・ストーリーとして見た方が面白い

どーも、ロッカリアです。
オリンピックに夢中になって、更新が滞ってしまいました…。
さて、気を取り直して、今日ご紹介する映画は、泥棒・詐欺のプロフェッショナルが、もし、恋に目覚めたら……、さて、どうなってしまうのでしょう

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決して真実の名を明かさない、決して人に背を向けない、決して恋に落ちない…(当時のキャッチフレーズ)

・怪盗ものには興味がある
・女性を惹きつけるテクニックを知りたい
・映画で涼しくなりたい

どんな映画?

公開当時は、怪盗ものだと思って劇場に足を運びました。
女性科学者をダマし、ロシアの大富豪から大金を手に入れようとするが、ダマした女性科学者の事が気になって、本気で好きになっていく過程が、アクションを交えて描かれています。
女性科学者役のエリザベス・シューは、どの作品よりもチャーミングで、これを見た男子諸君は、きっとファンに。
ただ、現在は良い歳の取り方をしていますけどね。

▶︎▶︎▶︎ 孤児院で育ったジョン・ロッシ(ヴァル・キルマー)は、その頃から鍵を開けるのが得意だった。
女子寮の扉の鍵を開け、男子にも人気があったが、看守に見つかり、ガールフレンドを事故死させてしまう。
孤児院が嫌になり、逃亡して大人になったジョンは、本名を隠し、サイモン・テンプラーなど、聖人の名前を次々に名乗り、盗みを引き受ける泥棒になっていた。
ロシアの石油王、イワンの自宅にある金庫、そこにあるマイクロチップを盗むが、イワンの息子イリヤに見つかり、危機一髪のところで何とか逃げ出す。
石油王イワンは、石油を隠し、国民を凍えさせ、政治を転覆させようと企んでいた。
そして、低温で核融合できる公式を完成させたエマ・ラッセル博士(エリザベス・シュー)から、その文書を盗み出すように、大金でサイモンと取引をする。
これを機に引退を考えていたサイモンは、エマをダマし、公式を盗んでイワンに渡すが、それだけでは公式は完成しなかった。
イワンはサイモンを殺し、エマを捕まえようとイリヤたちに命令、サイモンとエマには危機が迫っていた……。

見所&解説

怪盗映画としての見所は、最初にイワンの金庫を狙うシーンだけ。
後は、どちらかと言うと、変装して人をダマす方が多い。
その金庫を狙うシーンだが、ステレオタイプで感心しない。
この辺は、ちょっと期待外れな感じがして、当時、劇場で見た時も物足りなく感じてしまった。
ところが、エマ博士こと、エリザベス・シューが絡んで来るあたりから、物語が膨らんでくる。
二人が、イワン一味から逃げるシーンは、ハラハラ・ドキドキ感が増します。
この、怪盗サイモンとエマ博士の関係を凝視した方が、面白く見る事ができると思います。
言い換えれば、怪盗(泥棒)映画として足りない部分を、ふたりの恋が補っているんです。

ロシアが舞台

見所の一つとして、珍しくロシアを舞台にしている事があげられます。
しかも冬のロシア。
極寒の地だけに、画面から冷気が伝わってくるような気がします。
特に、サイモンが凍った河に身を隠すシーンは、見ているこっちの心臓が心配になるほど。
この暑い時期に見るには、ピッタリと言えます。

恋愛テクニック?

サイモンは、最初、エマをダマそうとして、彼女を落とすことを考える。
変な意味じゃないけど、この努力は、男子諸君なら見習うべし。
ただ、このテクニックはダマしの技なので、実際に振り向いて欲しい人には、ちゃんと誠意を持って考えよう。

ヴァル・キルマーと言えば、『トップガン』のアイスマンや『ウィロー』で人気の俳優。
それよりも、エリザベス・シューは、人気作品に多数出演しているのに、日本ではあんまり人気がない感じがします。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー:part2』から、マーティの恋人、ジェニファー役。
子役時代は『ベスト・キッド』『ベビーシッター・アドベンチャー』と言った人気作に出演。
『カクテル』ではトム・クルーズと共演。
『インビジブル』では透明人間に襲われるヒロイン。
最近では、『デス・ウィッシュ』でポール・カージーの妻役。
『ピラニア3D』では、女性保安官。
こんなに有名な作品に出演しているのに、人気度は低いんですよね。
ただ、そんな出演作の中でも、この『セイント』の彼女は、ピカイチの魅力に溢れているので、ぜひ注目してください。

作品インフォメーション

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アクション

Posted by rockaria