映画『恐竜の島』ついに見た!カルト的冒険映画!その中身は…
暑い日が続きますが、皆さん体調には充分お気を付けください。
本日ご紹介の映画は、長らく廃盤になっていたカルト映画です
こんな人にオススメ!
- 映画マニアを自負するコレクター
- 懐かしい1970年代の映画好き
- 昔見たが、もう一度見たい人
どんな映画?
1975年、「時に忘れられた島」と言う小説を映画化したイギリス作品。
前半の30分だけを見ていると、完全に戦争映画(第一次世界大戦)だ。
見応え充分で、東宝も驚くほどの精巧なミニチュア撮影がなされている。
その部分を過ぎて、初めてタイトルの『恐竜の島』にたどり着くが、ここから先は、のちに記述するとして、カルト映画好き、あるいは映画マニアと呼ばれる人以外は、ちょっと疲れる鑑賞になるように思います。
▶︎▶︎▶︎ 第一次世界大戦中、連合軍の輸送船は、ドイツのUボート(ドイツ軍の潜水艦)の攻撃を受け沈めらた。
なんとか救命ボートで脱出したアメリカ人のタイラーと、イギリス人の生物学者リサと他の乗組員数人は、Uボートを乗っ取ることに成功、そのまま近くの連合国を目指した。
ところが、ドイツの船員が、コンパスに細工をして、目的地とは違う航路を取ることになってしまう。
そして、霧に包まれ、氷山に閉ざされた島にたどり着くが、それを見たドイツの船長は、この島は伝説の幻の島だと語り出した……。
(1977となっていますが、正確には1975です)
見所&解説
これはカルト作品だ。
今の若い世代の人が見ても、それほど面白くないはずだ。
設定は魅力的なのに…
第一次世界大戦中にUボートがたどり着いた先は、全く進化をしていない島で、そこには太古の恐竜が生息していた……。
船員たちは、その島でどんな冒険を繰り広げ、どうやって逃げ出すのか……。
何がいけない?
ワクワクする気持ちを台無しにするのは、現時点で見る1970年代の古さ、が原因だ。
時代を全く感じさせない面白い映画はたくさんある。
でも、それとは正反対の、時代の古さが、作品の質を悪くする場合があって、この作品は後者だ。
恐竜の演出がチープ過ぎる。
おもちゃの域を出ていない、と言えば悪いが、恐竜が出てきた瞬間から、高揚した気分が萎えてしまう。
当時の技術としても、かなり嘘っぽく見えてしまう演出は、その世界への没入感を台無しにしている。
観る人を選ぶ作品
よって、「カルト作品が好きだ」あるいは、無条件に「1970年代の作品が好き」と言う、僕みたいな人間以外には、少しお勧めできません。
また、昔見たよな……って言う人が、懐かしを求めてみるのもアリでしょうが、「え? こんな映画だっけ?」と感じてしまいます。
ましてや、昨今のVFX(視覚効果)を見慣れている若い世代の人は、ついていけない映画じゃないでしょうか。
⭐️ 三つは、僕と同世代の人限定だと思ってください。
ロッテントマト(アメリカ最大の映画批評サイト)では、批評家は46%の腐ったトマト、観客の支持率は38%と、共に低い評価でした。
ただ、長い間見る事が出来なかった作品を見た! と言う充実感だけは、残りましたけどね……。
ヒッチ先生の【談話室】
それを解消するには、『ジュラシック・パーク』の登場を待つしかなかったんや
それまでの恐竜映画を、見慣れていた映画ファンにとって、『ジュラシック・パーク』の登場は、それ衝撃的でしたからね。
これこそ、最新技術でリメイクしたいいと思うんですが…
でも、原始人は登場させん方がええで。
あれも、なんか興醒めするわ
先生、今日もありがとうございました
作品インフォメーション
この映画を見るには、次の方法があります。
1. AmazonでDVDを買う
恐竜の島 (日本語吹替収録版) [DVD]
2. 近くのレンタル屋さんに行く…と言っても置いてないかも…
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