映画『ダーティーハリー2』白バイ対刑事の死闘が凄まじく面白い!

2020年4月26日

ロッカリア

 

どーも、ロッカリアです。
この映画は間違いなくアクション映画ですが、正義とは一体何か?
何を持って正義とするのか?
そんなテーマが見え隠れしています。
本日の映画は……
   こんな人にオススメ!
  • 刑事アクションが好き
  • スカッとする痛快アクションが見たい
  • クリント・イーストウッドの映画が好き

どんな映画?

サンフランシスコのはみ出し刑事、ハリー・キャラハンが、同じ部署の白バイ警官の殺人を見抜いて、死闘を繰り広げる1973年のシリーズ2作目。
なんと、『ディア・ハンター』で監督として名を馳せるマイケル・チミノ、『ビッグ・ウェンズデー』を監督し、若者の心を掴んだジョン・ミリアスが、脚本を担当している。(なんと豪華な…)
1970年当時、アメリカの大都会では、犯罪の増加と、警官の汚職が社会問題になっていた。
この映画は、その警官にスポットライトを当て、警官の正義とは何か? と鋭く切り込んでいる所に注目です。

▶︎▶︎▶︎ 証拠不十分で無罪判決を受けたギャングのボス。
車で移動中に、白バイ警官が停止させる。
するとその警官は、いきなり銃で皆殺しにしてしまう。
その後も、法律で裁くのが無理な犯罪者たちが、白バイ警官の手で、次から次へと殺されて行く。
ハリーは、古い友人の白バイ警官、チャーリーが、精神的に不安定なことを知り、彼をマークするのだが、影の警察組織が動き出していたのを、ハリーはまだ知らなかった……。

見所&解説

見所はズバリ、ハリー・キャラハンの、刑事としてのプライドだ!

有名監督二人が脚本を担当しただけあって、見所満載の作品に仕上がっている。
ハイジャック犯を、機長に扮装して制圧したり、廃墟の戦艦でバイクに乗ったり、滅多に見られない、警察の射撃大会のシーンがあったりと申し分ない。
しかし、本作の主役は、何と言っても白バイ警官、そう断言しても過言じゃない。
従来の、凶悪犯対警察の構図は崩され、警官対刑事と言う、斬新な発想が取られている。
1970年代と言えば、俳優クリント・イーストウッドにとっても全盛期。
この作品でも体を張ったアクションを見せてくれが、中でも、『マンハッタン無宿』で見せたバイク・チェイスを、クライマックスの戦艦上で堪能できる。
近年、監督業兼、俳優のクリントしか知らない世代の人には、新鮮に映るはずだ。

この際だから、監督としてのイーストウッドを分析!

その監督業だが、彼の作品全てには共通点がある。
初期の頃はそうでも無かったが、特に顕著になって来たのが、1992年の『許されざる者』からだと思う。
彼の監督としての視点、作品作りのスタイルは、とことんネガティブにテーマを描くことだ。
そして、そのカオスの中から、一点の光明を見出し、希望の光へと転換して行く、これがクリント流のスタイルだと思っている。
そして、そのスタイルは何処から培われたのか?
僕は間違いなく、そのルーツに、この作品の脚本を担当した二人、ジョン・ミリアスとマイケル・チミノの影響だと思っている。
『許されざる者』以前は、間違いなくドン・シーゲルだ。

どうしてスタイルを変えたのか?

それは、奇しくも『許されざる者』で描かれた、「老い」に気付いたからではないか。
人間は、歳を重ねると、経験と知識も蓄積される。
つまり、老いる、という事は、今までとは違う形で、作品と向き合える、と言う事だ。
この「老い」と言う、ネガティブ・ワードから、クリント自身が光明を見出し、希望の光を見つけ出した。

エンターテイメント重視の作品から、人間そのものにスポットライトを当てた結果、誰もが認める作品を世に送り出して来たのだ。
だから面白い。

時間を、いや話を戻そう

白バイ警官が私刑を実行する、こんなネガティブなテーマを取り上げるほど、当時のアメリカは病んでいた。
そこに登場するハリー・キャラハンは、とにかく犯罪を憎み、腐敗を憎み、権力を嫌う。
その姿が、大衆に支持され、大ヒットした。
ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)は、アメリカのヒーローだったのだ。
この機会に、是非ご覧になってはいかがでしょうか、オススメです!

ヒッチ先生の【談話室】〜ちょこっとトリビア

ロッカリア

ロッカリア

先生、今日もよろしくお願いします
ヒッチ先生

ヒッチ先生

ええで。
お前こんな話、知ってるか?
一作目の『ダーティハリー』で、スコルピオと言う殺人鬼おったやろ、あれには実際のモデルがおったんやで
ロッカリア

ロッカリア

え!?
モデルですか?
ヒッチ先生

ヒッチ先生

そや、当時サンフランシスコで話題になっていた事件、「ゾディアック事件」がモデルや
ロッカリア

ロッカリア

ええっ!
そうだったんですか!
ヒッチ先生

ヒッチ先生

ゾディアックとは、12宮星座のことで、さそり座はスコルピオやろ。
そっから取ったんやで。
ただ、脚本の段階で、そのキャラは、かなり変わってしもたけどな
ロッカリア

ロッカリア

なるほど、そうだったんですか
ヒッチ先生

ヒッチ先生

もう一つ、おもろい事教えたろか?
ロッカリア

ロッカリア

ぜひぜひ!
ヒッチ先生

ヒッチ先生

ハリー・キャラハンが持ってる44マグナム銃あるやろ、あれな、ほんまにデカいんや。
あれをホルスターに入れてみ、ムチャクチャ重いし、ジャケットもメッチャ膨らむねん。
ほやから、走るシーン、格闘シーンなんかでは邪魔でシャーないやろ、ほやから撮影中は殆どホルスターは空やったんやで。
ま、考えてみたら、当たり前のことやけどな
ロッカリア

ロッカリア

なるほど、そんなこと気にしたこともありませんでした。
先生、また面白い話があったら、教えてください
ヒッチ先生

ヒッチ先生

ええで。
またな

 

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