映画『移動都市:モータル・エンジン』ロンドンが走る!? 面白いじゃないか!
こんな人にオススメ!
- SF、ファンタジーが好き
- アクションは多い方がいい
- 3718年の未来、その世界観を見たい
どんな映画?
ベースになっているのが、フィリップ・リープ(舌噛みそう)の人気小説「移動都市」
これを、『キング・コング』(2005)『ロード・オブ・ザ・キング」の監督ピーター・ジャクソンが、脚本と制作をした2018年のアメリカ映画。
移動する都市を映像化したイマジネーションがとにかく凄い。
ピーター・ジャクソンが、映画マニアに愛される理由がここにある。
▶︎▶︎▶︎ 荒地を移動する大都市ロンドンは、小さな移動する街を捕まえては解体し、エネルギーや食料を奪って生活をしていた。
しかし、そのターゲット自体が少なくなり、60分で文明を崩壊させた、量子兵器メデューサを完成させ、さらなる捕食をようとしていた。
その中心人物こそ、へスターの母を殺したヴァレンタインで、彼女は捕食された街から、ロンドンに忍び込むことに成功、ヴァレンタインをナイフで刺すが、致命傷にはならずゴミと一緒に外へ捨てられてしまう。
へスターを止めようとした、史学見習いのトムも、ヴァレンタインの思わぬ裏切りに合い、同じように下界へ捨てられてしまう。
この時、へスターとトムの二人はまだ知らなかった。
量子兵器、メデューサを止められるのが、自分たちだと言う事を……。
↑ このバケモノに、最後、泣かされるとは……。
見所&解説
見所はズバリ、個性の強いキャラクターと、作り込まれた世界観だ!
何故都市が移動するのか? それを疑問に思うと、映画の世界に入り込めないのでヤメておこう。
そう言う未来なのだ。
母を殺され、ヴァレンタインの命を狙うへスターが、その一方で、とんでもない怪物に追いかけられ、命を狙われる。
この怪物は復活者と呼ばれ、一度死んだ人の体を、機械化して生き返った元人間だ。
名をシュライクと言って、人間時代の記憶は消されていた。
このシュライクとへスターの繋がりも意外だが、このバケモノに、最後、泣かされるのだから、僕も歳をとったもんだ。(何見てもすぐ泣くじゃん…)
もう一人、強烈なキャラクターがいる。
レジスタンスの女性、アナの存在だ。
見た目は女みやぞんのだが、ショットガン片手に大立ち回り、アジア系の女優さんだけあって、カンフー・アクションも似合っている。
全体的にバランスが良く、着地点も見事だが、一つ文句を言うなら、量子兵器のメデューサに言いたい。
どう見ても、デス・スターのスーパー・レーザー砲を連想させられる。
ありきたり感が否めない。
公開当時、なんで都市が走ってるんだ?と、不思議に思った人たちが、劇場に向かう足を遠のけ、興行的にコケてしまった。
しかし、アクションにはストーリーがあり、テンポが良く、最後まで夢中になってみられると思います。
このSF冒険活劇、力を抜いて、この世界観を楽しんで欲しいと思います。
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『移動都市:モータル・エンジン』字幕版
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