映画『蜘蛛の巣を払う女』ミステリーからサスペンス・アクションに!
蜘蛛の巣のように張り巡らされた悪夢を、リスベットは払う事ができるのか?
こんな人にオススメ!
- 『ミレニアム』シリーズを見てきた人
- ハッカー物は好物だ!
- ダークな感じのミステリーも好き
- アクションは多い方がいい
どんな映画?
『ドラゴン・タトゥーの女』で世界の度肝を抜いた、パンク・ハッカーのリスベットが活躍する第4弾。
「ミレニアム」三部作の原作者、スティーグ・ラーソンが死去したので、その意思を継いでダヴィド・ラーゲルクランツが新たに執筆した原作を2018年に映画化。
『ドント・ブリーズ』で高評価を得たフェデ・アルバレスが監督をしている。
▶︎▶︎▶︎ 世界の防衛システムに侵入し、コントロール出来てしまうプログラムを開発したバルデル教授から、コンタクトを求められたリスベットは、コピー不可能なプログラムをノートPCごと持ち帰るが、隠れ家を急襲され爆破、PCを何者かに奪われてしまう。
雑誌「ミレニアム」のジャーナリスト、ミカエルに助けを求めると、謎の組織が関与している事がわかる。その組織にバルデス教授は殺され、パスワードを知る幼い息子は拉致される。
組織を負うリスベットの前に、自殺したはずの双子の妹カミラが姿を現し、リスベットは16年前の悪夢と対峙することになる……。
ふ、双子の妹? 全然似とらんがな……。
見所&解説
見所はズバリ、派手になったアクション・シーン!
「ミレニアム」シリーズを歌っている割には、今回の作品はミステリー色は薄い。
脚本もアクション重視の姿勢が見られる。
と言うのも、ミステリーに振っている作品なら、もう少し緻密な演出がなされていたはずだ。
- バルデス教授が世界のどんな防衛システムにも侵入するプログラムを開発?
- NSAの職員が、単独でスウェーデンに?
- オープニング、いくら積雪があり、地面に傾斜があったとしても、あんな高い所から飛び降りたら……。
- リスベットのハッキングがいとも簡単に追跡、居場所を突き止められる。リスベットって、確か天才ハッカーだよね?
映画を見る時は、極力没頭して見るので、多少のミスは気にしないのだが……。
この作品は、謎を積み上げて、最後で一気に解決するミステリーとは違い、アクションに大きく舵を切った新「ミレニアム」シリーズだ。
バイク・スタントあり、カー・スタントあり、銃撃戦あり、肉弾戦ありと、天才ハッカーなんて全く関係ない、タフな女リスベットが見られます。(良いか悪いか別として…)
作品の評価は決して良く無かった(ロッテントマト40点)が、悪すぎると言うこともない。
アクション・シーンが散りばめられているので、眠くなることもなく、最後まで楽しめる作品にはなっています。
今作は、アクション映画として見るなら、損はしませんよ。
○○○+○ エキストラボール
● リスベットが盗む車、ランボルギーニ・アヴェンタドールのブラック! バイクはドゥカティのモンスター797!
● リスベットの容姿にインパクトが無かった。これも作品の評価を下げた原因。オープニングの白塗りに、何の意味があったんだろうか……。
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