映画『アクアマン』 これを見て『海底軍艦』を思い出したのは僕だけ…?
アトランティス王国が、地上を支配しようと企んでいた。止められるのは真の王だけだ!
こんな人にオススメ!
- ファンタジーが好きだ!
- アトランティスのことが知りたい
- C.Gの美しい映像を堪能したい
- DCコミック映画は見逃せない
どんな映画?
先に『ジャスティス・リーグ』に登場していたアクアマンの、誕生から現在に至るまでの物語。
今までにないアトランティスの都市を描き、それ故に、その描き方には賛否が分かれた。
だが、ロッテントマトでも65点をギリギリ獲得、この手の作品としては珍しく評価された。
物語は、マーベルコミックの『ブラックパンサー』に酷似している。
2018年、アメリカ映画。
▶︎▶︎▶︎ 時代は1985年。
灯台守のトムは、海岸で倒れていた女性を助ける。彼女は、アトランティスから逃亡して来た王女アトランナで、二人はたちまち恋に落ち、アーサーを生んで育てていた。
ある日、海底から追手が現れ、アトランナは二人のために海底に戻って行った。
その息子アーサーには、幼い頃から、アトランナの側近であるバルコが密かに訓練をしていた。
現代。
大きくなったアーサーは、海賊から潜水艦を守った後、津波によって車ごと父と飲みこまれてしまう。その危機を救ったのが王女メラで、この津波はアトランティスの王、オームが地上に対する警告だと言う。
陸地の人間による海洋汚染は深刻で、海底人は地上に対して戦争を仕掛ける気だと言う。
それを止められるのは、真のオーシャンマスターだけで、それには伝説の矛(ほこ)、トライデントを探し出さなければならなかった……。
↑ 真のオーシャンマスター……。
見所&解説
見所はズバリ、美しい海底の世界だ!
見終わった第一印象は、『ブラックパンサー』の海洋版と言えるほど、物語が酷似している、と言った感じだ。
現実離れしすぎたストーリーだが、それを批判しても仕方がない。(コミックの設定なんだから)
これはファンタジーなんだと、割り切って見る方が楽しめる。
見所はなんと言っても、海底都市と、魚類や甲殻類をベースにデザインされた乗り物だ。
このイマジネーションは見る価値がある。
出来れば、大画面で見た方が、より世界観が堪能できると思います。
ただし、綺麗なグラフィックに酔っても、船酔いには気を付けよう。(←面白いことを言ったつもり…)
● さて、良い機会なので、マーベルやDCコミックについて、今や巨匠となったマーティン・スコセッシが、こんなのは映画じゃない、テーマパークだ、と言う発言について。
僕はこの発言に驚いた!
映画を知り尽くしたスコセッシが、映画とは物語を語ることである、と言い、かなりバカにしたからだ。
後日、多少撤回したものの、彼の本心は変わらないだろう。
僕は、彼の作品は大好きだ。
でも、この発言はちょっとし違うんじゃないだろうか?
好きか嫌いかは、人それぞれだから仕方がない。
でも、映画って、色んな映画があった方が楽しいじゃないか!
僕はマーベルやDCコミックの実写作品でも、立派な映画だと思う。
しかも、スコセッシは、見たこともない映画を批判してしまったのだ。
映画を愛するものとして、一番やってはいけない事だと思う。
● スピルバーグも、Netflix で作られ、配信された作品は映画と呼べない、したがってアカデミー賞にノミネートされるのはダメ、あれはテレビ映画だ、と批判した。
ええーっ!? 開いた口が塞がらんわ!
スピルバーグを一躍有名にしたは、テレビ映画の『激突!』だったじゃん。
しかも、後に劇場公開され、おまけに、アボリアッツ・ファンタスティック映画祭の、第一回グランプリ作品に選ばれている。
本当に面白い作品を作れば、きっと認められると言うことを、自ら証明したくせに、今後に及んで、それを否定してしまうのか?
確かに、ネット配信と言うプラットフォームは、観客の足を、劇場から遠のけるかも知れない。
だが、本当に価値ある、面白い映画を作れば、観客は劇場に足を運ぶはずだ。
それは歴史が証明しているではないか。
二人とも、一体どうしちまったんだろうか?
歳を取り過ぎたのか?
僕なんていつも思っているぞ、まだまだ若いもんには負けんぞ、って!(← だからそれがアカンのじゃい!)
○○○+○ エキストラボール
● 余談なんだけど、この映画を見終わった時に、東宝の特撮映画、『海底軍艦』を思い出したんです。
まあ、オッサンの発想には違いないんだけど、そう思った御同輩はいないだろうか?
アトランティスとムウ帝国の違いはるけど、海底に沈んだ伝説の帝国が、地上に宣戦布告する、と言う設定がリンクするんだよね。
学生時代、12月と言えば冬休み。
昔はTVで『昭和ガメラ・シリーズ』を筆頭に、特撮映画が結構オンエアされていたんだよね……。
昭和、映画好きには良い時代だったなぁ……。
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