映画『ゴーストブック:おばけずかん』「禁断の書」に命をかけた少年たちは、不思議な街を冒険する!
『ジュブナイル』『DESTINY:鎌倉ものがたり』の世界観を守りながら、三人は不思議な世界を冒険する。
どーも、ロッカリアです。
今日ご紹介するのは、少年たちと、新任教師の絆が、ラストの感動を呼ぶ作品です。
ラストに涙する人は、きっと奇跡を信じている人!
・妖怪やゴーストものは好き
・帰りたい、あの頃がある
・ジュブナイル的な作品は好き
どんな映画?
個人的に大好きな映画『ジュブナイル』と、これに『DESTINY:鎌倉ものがたり』を足して2で割ったようなファンタジー作品。
監督はその二作と、『ALWAYS:三丁目の夕日』シリーズの山崎貴。
物語は、少年3人の願いが何なのか、分からないまま進み、その願いを叶えるために、「ゴーストブック」を持って異世界に迷い込む。
その三人を追いかけるように、新任教師もまた、異世界へ。
少年たちの成長や、新任教師の生きる目的が、説教臭くなる事がなく、語られる所に共感出来ます。
最後、ガッキーが流す涙に、全部もって行かれます。
▶︎▶︎▶︎ 白い布を被ったゴーストを真夜中に見た三人の少年は、街外れにある祠(ほこら)にある願い事を祈る。
すると、何でも願いが叶うと言う、「ゴーストブック」を、怪しい店主がいる古本屋で見つける。
古本屋に入る三人組を見た、新任教師の瑤子(新垣結衣)も釣られて中に。
三人が「ゴーストブック」を見つけ、手に取った瞬間、突然怪しい店主がら声をかけられ、驚いて店を飛び出してしまった。
これって万引き?
悩んでいる所に、瑤子も店から飛び出てきた。
三人は、瑤子から逃げ出すが、いち早く、街の異変に気が付いたのは彼女だった……。
見所&解説
妖怪がひしめく異世界が舞台
4人が入り込んだ世界は、ゴーストと言うより、妖怪がひしめく世界。
百目や一反木綿と言った、お馴染みの妖怪が登場します。
この妖怪たち、最初は4人の敵として現れるが、「ゴーストブック」、つまり「おばけずかん」で捕まえると、何か一つだけ、願い事を叶えてくれる。
ただしその願いは、妖怪が持っている能力以上のことは叶わないので、何でも願い事が叶う、と言うものではありません。(ここがミソ)
この妖怪たちを、あの手この手で捕まえようと奮闘する姿が、この作品の見所です。実は、先生を除いた少年3人組の願い事は、一緒なんです。
願い事は秘密
その内容は、物語の後半まで明かされないのも良い。
3人の生徒と、新任教師の他に、クラスメイトの女の子が、その世界に迷い込んでいた。
もちろん偶然では無いし、これが物語の核となって行きます。
『ジュブナイル』で見せた、男の子3人に女の子1人の構図が、この作品で蘇る。
少年少女たちの性格も、そのまま受け継がれているかのように、魅力的だ。
映画を見始めたときは、『ジュブナイル』『DESTNY:鎌倉ものがたり』よりも子供向けかな、と思っていましたが、大人も充分にラストまで見られ、それどころか、最後は感動すら覚えます。
実に、日本的なファンタジー・アドベンチャー作品と言えます。
ラスト、新垣結衣の流す涙に、きっと、心を震わせる事でしょう。
そして、僕と同じように涙を流した人は、きっと、奇跡を信じている人、ではないでしょうか。
主人公の少年、一樹の父母は、『ジュブナイル』で将来結婚する事になった、祐介と岬を演じた、遠藤雄弥と鈴木杏が演じています。
僕はこれには、ニヤッとしてしまいました。
と言うのも、『ジュブナイル』の中では、、大人になった祐介と岬は、吉岡秀隆と緒川たまきが演じていたので、今回は、少年時代から、本当の大人になった、リアルな2人を起用した粋な演出に、サプライズを味わうことが出来ました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません