『サイバーネット』古き良きハイテク!?

ハッカー対ハッカーの戦いが、手に汗握るサスペンスを生んでいる!

   こんな人にオススメ!

  • ハッカーが主役の映画がみたい
  • 若き日のアンジェリーナ・ジョリーが気になる
  • 1995年当時のコンピューター事情が見たい

どんな映画?

1995年、ちょうどネット革命を起こしたウィンドウズ95のOSが発売された年に公開された映画。(ただし日本では劇場未公開)
主演は、後に『トレイン・スポッティング』に出演することになるジョニー・リー・ミラーだが、それよりも、『ボーン・コレクター』『17歳のカルテ』『60セカンズ』でブレイクする前のアンジェリーナ・ジョリーが、高校生役でヒロインを演じているのに注目したい映画。

▶︎▶︎▶︎11歳でウォール街を大混乱に陥れた天才ハッカー、デイド(ジョニー)はFBIのブラックリストに載せられ監視下に置かれた。
そんな彼も18歳、高校生になってニューヨークの新しい学校に転校するが、そこにはハッキングを楽しむチームがいて、デイドも自然とその仲間になる。
ところが、仲間がハッキング中に犯罪に巻き込まれてしまい、デイドと仲間は大企業と闘い仲間を助けようとするが、FBIも捜査に乗り出し、事件はどんどん悪い方へ……。

見所&解説

見所はズバリ、ハッキングのプロセスをグラフィックで見せるところ! &アンジー!

約25年前の作品になるが、真ん中にコンピューターを置いて、それを中心にストーリーを組み立て青春サスペンスになっている。
ウインドウズ95が爆発的にネット環境を変え、パソコンを文字通り個人で所有する人も増えたこの年。(僕もそうでした)
間違いなく現在のネット環境はこの年から始まった思う。この映画も、タイミング次第では大ヒットしたかも知れない、そう思えるほど面白い作品だ。
92年に公開された『スニーカーズ』もハッキングという同じ題材を扱い、ロバート・レッドフォード、リバー・フェニックスの出演で話題になり、僕も劇場に足を運んだ。
『スニーカーズ』が有名俳優を起用し、お金をかけて作られたA級作品なら、こちらは無名に近い俳優と資金少な目のB級だと言える。
でも、どちらが面白い? と聞かれたら、僕は迷わず『サイバーネット』だと答える。
もちろん『スニーカーズ』も面白いし好きだが、その理由は何か?
アンジーの存在だ。
とても高校生(当時20歳)には見えない彼女の存在感はすごく、小悪魔的でセクシーな高校生(だから見えないって)で、デイドと実力を二分するハッカーで、彼女、本当に高校生の時はこんな感じだったんじゃないのか、と妙に納得してしまう役作りだ。
そんな彼女の魅力に加え、ハッカーたちがコンピューターに侵入するシチュエーションを、とても分かりやすいグラフィックで見せてくれる。
ハッカーがどんなコンピューターのどこにハッキングしているのかが良く理解できる。(もちろん映画的演出)
これは非常に重要なことで、見えない部分をうまく視覚化していた。
これも、同じ年に公開された、サンドラ・ブロックの『ザ・インターネット』よりも分かりやすい。

○○○+○ エキストラボール

●高校生のハッカー仲間だが、ジョージ・オーウェルの小説「1984」の話題や、アレン・ギンズバーグ(ビート文学)の詩などを引用したり、インテリジェンスな一面を演出している。
●面白いのが、主役のデイドが鏡に向かってメモリを取り出してこんな事を言う。「Talkin’ to me?」
そう、このセリフは『タクシードライバー』で、鏡に向かってデ・ニーロが言った(アドリブだったらしい)、「You talkin’ to me?」へのオマージュだ。

当時はハイテクを取り扱った映画、と言う感じだったが、今見ると、懐かしい匂いがプンプンする映画になっていました。
是非。

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