映画雑誌「スクリーン」や「DVD&動画配信でーた」などで、今、「吸血鬼=ヴァンパイア」映画の特集記事を組み、注目が集まっています。
読まれた方は分かると思いますが、かなり本格的な特集です。
そのきっかは、ロバート・エガース監督による新作『ノスフェラトゥ』の公開が、近づいていることにあります。
しかも、予告編を見た雰囲気、配給会社の宣伝文句には、「ゴシック・ロマンスホラー」と言う文字があり、「正統派の吸血鬼映画」と言うことが分かります。
監督のロバート・エガースは、1922年のサイレント映画【吸血鬼ノスフェラトゥ】に、大きな影響を受けていると公言していて、相当、力の入った演出がなされているのは、アカデミー賞の4部門にノミネートされた事を見ても、間違い無いでしょう。

その恐怖の雰囲気は、ポスターからも伝わって来ます。(↑)
吸血鬼映画は“時代を映す鏡”
吸血鬼という存在は、いつの時代も人間の恐れや憧れを映し出してきました。
特に今のように人とのつながりや未来への不安が広がる時代には、孤独や永遠というテーマが心に刺さります。
ノスフェラトゥを迎え入れようとする主演女優には、ジョニー・デップの娘さん、リリー=ローズ・デップ。
脇を固める俳優には、曲者のウィレム・デフォーの名前もあって、期待できます。
正統派吸血鬼映画セレクション
- 『ノスフェラトゥ』(1922):ホラー映画の原点。影の演出が神がかっている。
- 『魔人ドラキュラ』(1931):ベラ・ルゴシのドラキュラがすべてのイメージの基盤に。
- 『吸血鬼』(1932):幻想的で夢のような映画体験。
- 『吸血鬼ドラキュラ』 (1958年):ハマープロ作品、リー&ピーターの黄金コンビ誕生。
- 『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1979):哀愁を背負った孤独な吸血鬼像。
- 『ドラキュラ』(1992):コッポラが描く愛と呪いのロマンス。(オススメ・Amazonリンク)
- 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994):語る吸血鬼、その内面にある苦悩。
【ノスフェラトゥとドラキュラの違い】って、知ってる?
比較項目 | ノスフェラトゥ | ドラキュラ |
---|---|---|
初登場 | 1922年映画『ノスフェラトゥ』 | 1897年 ブラム・ストーカー小説『ドラキュラ』 |
キャラクター名 | オルロック伯爵(Count Orlok) | ドラキュラ伯爵(Count Dracula) |
権利関係 | ドラキュラの無許可コピー(裁判で負けた) | 正規の原作小説キャラクター |
見た目 | スキンヘッド・長い爪・ネズミのような顔 | 上品な貴族風・マントを羽織った美男子も |
能力 | 太陽の光で即死する | 太陽は弱点だが即死しない(力が弱まるだけ) |
作品のジャンル | ドイツ表現主義ホラー | ゴシックロマンホラー |
- 『ノスフェラトゥ』は、当初「ドラキュラ」を映画化したかったけど、原作使用許可が取れず、
キャラ名や設定を少し変えて、別物っぽくして作ったんです。 - でも結局、ブラム・ストーカーの遺族に訴えられて、映画会社は倒産。
オリジナルフィルムも一度「焼却命令」が出た歴史があります。(奇跡的に一部フィルムが残った) - ノスフェラトゥ=”不死者” という意味の造語で、より「病的な怖さ」を強調しています。
予告編
昨今、あんまり見たい洋画作品がない中、これは久々に劇場に足を運びたくなる様な、そんな作品じゃないでしょうか。
皆さんは、どう思います?
良かったら、コメント欄に、お気軽に書き込んで下さい。
これはオマケです(笑)
レジンで出来ているフィギュア。
こんなもんまで、持っていました。

さて、僕が加入しているU-NEXTでは、
『吸血鬼ドラキュラ』 (1958)
『ドラキュラ』(1992)
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)の3作品が見れます。
・U-NEXTなら、古い映画にもかなり力を入れています(ほとんど課金無し)
また、<月額利用料>は2,189円(税込)ですがその中には、1200円分のポイントがあり、新作のレンタル料金に使えたりするので、Amazonで新作をレンタルするより、若干ですが、料金設定が低い(大体が¥399、つまり一月に4本ぐらいはレンタルできます)ので、Amazonプライムビデオで頻繁にレンタルする人にもおすすめです。(もちろん僕も加入してます)
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