それは、「このオムライスに、付加価値をつけてください」と言う本がきっかけでした。
どーも、ロッカリアです。
早速ですが、この本は、こんな感じで始まります。
ある高級なレストランがありました。
そのレストランには、伝説のシェフがつくるシンプルな卵の料理がありました。
この卵の料理、驚くほど高い値段でした。ある時客が、なぜこんなに高いのかと質問しました。
すると、シェフはこう答えたそうです。「ただの卵を最高の味に仕上げるために、私は30年間修行を続けています」
(ポプラ社「このオムライスに付加価値をつけてください」編集者・柿内尚文 はじめに )より

(ポプラ社「このオムライスに付加価値をつけてください」編集者・柿内尚文)
このオムライスを作る時間は3分かも知れませんが、実際には30年と3分と言う事になる、と。
ここで何が言いたいのか? それは、価値とは何なのか? と言う事です。
つまり、このオムライスは、30年と言う歳月から、生み出された味こそが、付加価値と言う事になります。
お前に付加価値はあるのか?
この本を読み終わって、僕は考え込んでしまいました。
「自分には、付加価値って、あるんだろうか?」
何も無い……。(うう…)
正直そう思いました。
その時、どこからか、こんな声が聞こえて来ました。
「もう50年以上も、映画を見続けて来たじゃないか!」
小学6年生の時、親に連れられ、初めて劇場で見た映画が『ゴッドファーザー』でした。
それ以後、ブルース・リーに衝撃を受け、アラン・ドロンやスティーブ・マックィーンが出演している作品はもちろん、テレビの洋画劇場で映画を見まくった青春時代を過ごしました。
そして、気が付けば、もう65歳と言うジジイになっていました。(精神年齢はまだ厨二ですが…)
そこで、もう一度考えてみました。
ありました。
長い間、映画を見て来た事によって、他人様とは少し違った見方、解釈をしている自分に気が付いたのです。
10年前と現在では、同じ映画を見ても、全く違う見方や、解釈にたどり着く事ようになっていました。
映画って、見る人によって、感じ方も解釈も違うのが当たり前だと思っています。
だから、同じ映画の感想を、他人様はどう見て、どう感じたのか、とても興味があります。
なので、僕はこのブログで、ガッツリと映画の事を語って来ました。
その姿勢は、今後も変わりません。
僕がガッツリ映画を語る事によって、それを見た人に、「いや、それは違う」、「それも一理あるな」と、映画に対して、色んな感想を持って欲しいと思うからです。
リニューアルを決意したわけ
さて、ここからリニューアルを決意した、理由を綴って行きます。
映画をガッツリ語るのは良いけど、その更新頻度は、来訪して頂く人にとって、申し訳ないほど、更新頻度が少ない事。
イラストを描くのは大好きですが、それがいつしか足枷になって、レビュー頻度が落ちてしまっています。
なので、いつ来ても、映画ファンに楽しんでもらえる、つまり、付加価値を感じてもらえるようなブログを、目標にしようと考えたのです。
映画に関する本を紹介したり(今まで以上に)、オールドファンが喜びそうな、映画ソフトの情報や、ポッドキャストの導入(近々公開します!)を考えたりしています。
時には、映画に関する、くだらない話もありますが、映画ファンなら、それも楽しんでもらえるんじゃないか、と思っています。
大好きな映画を通して、映画ファンに、もっと映画好きになって欲しいし、昔ほど映画を見なくなったオールドファンにも、映画の楽しさを、思い出し欲しいと思います。
なので、コメントにも、気軽に書き込んで欲しいと思います。(ただ、人の常識を疑うようなコメントは掲載しませんし、そもそも、そんなコメントは書き込まないで下さいね)コメント欄が、映画ファン同士の、コミュニティになっても、良いと思っているぐらいです。
映画ファンのサードプレイスになりたい
また、「このオムライスに付加価値をつけてください」と言う本には、スターバックスが提唱する、自宅(ファースト)でもない、職場(セカンド)でもない、第3の居場所、サードプレイスと言う事にも触れています。
そう、このブログを、映画ファンのサードプレイスのように、いつで立ち寄れる居場所に、したいとも思っています。
長々と書いて来ましたが、気持ちを新たに持ち、ブログと一緒にリフレッシュして、頑張っていきたいと思います。
さあ、映画をもっと、楽しみましょう!
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