映画『太陽がいっぱい』アラン・ドロンを偲んで…
どーも、ロッカリアです。
世紀のスーパースター、アラン・ドロンが、8月18日に死去されたと言う、衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。
僕を含めたオールドファンの皆さんも、ついに来る日が来たと、残念に思った事でしょう。
今日は、そんな思いを込めて、記事を書きました。
完全犯罪成立への流れが、緊張感いっぱいに描かれる!
・緊張感あふれるサスペンスが好き
・どんでん返しの結末が好き
・アラン・ドロンを愛した全ての人
1960年、パトリシア・ハイスミスの同名小説を、ルネ・クレマンが監督した、イタリア・フランスの合作映画。
世界一美しい顔立ちと称されたアラン・ドロンを、一躍スターに押し上げた名作であり、サスペンスの傑作。
大富豪の付き人のような存在のリプリー(アラン)は、ある時点から彼を殺し、彼に成りすまそうとする。
突然消えた大富豪に、周囲の人間は驚くが、リプリーは冷静に計画を進めて行く。
残虐性と冷静さを持った主人公を演じるアラン・ドロンは、その美しい顔が役柄と見事にマッチして、ある意味奇跡的な作品に仕上がったと、個人的には思っています。
▶︎▶︎▶︎ 主人公のトム・リプリーは、富豪の青年フィリップ(モーリス・ロネ)に近づき、アメリカに連れ戻すように彼の父親から頼まれる。
ところが、フィリップと行動を共にしている内に、彼の婚約者マルジュや、豪華なライフスタイルに魅了され、フィリップ羨むようになっていた。
そしてある事がきっかけで、トムはフィリップを殺害し、彼の全てを手に入れようと計画し、実行して行く……。
「ああ、太陽がいっぱいだ……」
完全犯罪を企む青年の緊張感が、観客にも伝わって来るサスペンスの名作です。
最後のどんでん返しまで、見る者の心を鷲掴みにして離しません。
数年前の「午前十時の映画祭」で、リバイバル上映のようにスクリーンで見た時は、青い海と空に、あらためて感動しました。
88歳で亡くなったドロン。
2年前に他界した僕の母親も88歳でした。
その母親は、洋画が大好きな人で、僕はその影響をモロに受けて、育ったのは間違い無いでしょう。
ただその母は、ドロンは美しすぎて、あんまり好きではない、と言っていました。
時はに、彼のことを大根役者とまで言って、中学の時からそう聞かされていた僕も、へえ、そうなんだと、思い込んでいました。
そんなある日、真夜中のTV洋画劇場を見て、その考えは一新されました。
その映画のタイトルは『冒険者たち』
男二人と女一人、それぞれの夢が失われ絶望の淵に立たされますが、今度は3人で一つの夢を追い求めて……。
この映画も海が主役と言って良いほど、輝いていました。
歳の離れたリノ・ヴァンチュラとの友情に胸が熱くなり、あのラスト・シーンを見て、初めて映画で涙を流した作品でした。
一匹狼の殺し屋を演じた『サムライ』のラスト、ブロンソンと共演した『さらば友よ』のラスト、どれも最後にハッとさせられた印象が強く残ります。
アラン・ドロンは、よく共演者に美味しい所を持って行かれる、共演者の方が魅力的に見える、と揶揄される事が多かったと思います。
でも、それもドロンがいたからこそ、共演者の魅力を引き出したと言えるんじゃないでしょうか。
映画スターは映画の中で永遠に生きて行く。
僕はこれからも、ドロンの映画を何回も見る事でしょう。
天国で、ジャン・ポール・ベルモンドと酒を酌み交わす姿が、僕の脳裏に浮かびます……。(涙)
今回はU-NEXTで見ました。
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