映画『真夜中の招待状』小林麻美のファンが堪能するミステリー!

どーも、ロッカリアです。
今日ご紹介する映画は、当時絶大な人気のあった、モデル兼歌手の小林麻美が主演した、往年のファンにとっては貴重な作品です。

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「不思議な夢に誘われて…、愛する人の心を私は冒険する」当時のキャッチコピー

・小林麻美のファン
・ミステリーなら何でも見る
・80年代の作品に興味がある

どんな映画?

日本映画史上に燦然と輝くミステリー『砂の器』(1974)
これを監督したのが野村芳太郎で、『野獣死すべし』で、映画初出演をした、モデル兼歌手の小林麻美を主役に抜擢した、1981年のミステリー作品。

遠藤周作の「闇のよぶ声」をベースにし、オカルトちっくに作られた。(当時の宣伝文句で、「サイコロジカル・ミステリー」と謳われました)

野村監督は、『八つ墓村』(1977)で評判の良かった恐怖演出を、ここでも取り入れましたが、やや中途半端な形で終わってしまいました。

▶︎▶︎▶︎ 圭子(小林麻美)の婚約者、田村樹生(小林薫)は、四人兄弟の末っ子だった。
ところが、二人の兄が謎の失踪をして、樹生と圭子に会いに来た、一つ上の兄、和生(渡瀬恒彦)も数日後、忽然と姿を消してしまった。

一体田村家に、何が起こっているのか、訳も分からず、次は自分の番だとノイローゼになる樹生。
そんな彼を心配する圭子は、神経科医の会沢( 高橋悦史!)に相談する。
失踪と言う謎に興味を持った会沢は、圭子と協力しながら、真相究明に奔走するが……。

見所&解説

あらすじや予告編を見ると、とても面白そうな作品に見えますが、実はクセが凄いんです。
と言うのも、題材はとても興味を惹くアイデアなのですが、作品として、話の流れが悪いんです。
だから、2時間と言う作品の長さが、ものすごく長く感じられてしまいます。
だからと言って、編集は、雑と言う感じはしません。
これは単純に言って、脚本と監督に責任がある、そう感じてしまいます。

例えば、兄弟が失踪すると言う演出を取っても、言葉だけで、謎の見せ方も、観客を引き込むにはいたりません。
『砂の器』『八つ墓村』『八甲田山』『鬼畜』と言った、骨太の演出を見せた名匠の姿が、ここでは見ることが出来ません。。

結論ですが、ミステリー映画として、決して万人受けする作品とは言えません。
この映画は、昔から小林麻美のファン(僕みたいに)の人が見るには、それなりに楽しめますが、初見でこの映画を見るには、忍耐がいると思います。

それでも、ミステリーなら、何でも自分の目で確かめないと気が済まない! と言う強者は、一度チャレンジして見るのもいいでしょう。

あくまで個人の感想です

大きい声では言えませんが、ベッドシーンがあって、小林麻美のヌードがバッチリ見られるのは、この作品の特権(?)です。

この映画は、「松竹のあの頃映画」でブルーレイにもなっています。

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ミステリー

Posted by rockaria