映画『ジョニー・イングリッシュ:アナログの逆襲』第三弾もパロディ満載です!
謎の美女はボンドガール・クラス! だってオルガ・キュリレンコだもん!
こんな人にオススメ!
- クスクス笑いたい
- 『007』や『ミッション:インポッシブル』のパロディが見たい
- Mr.ビーンやこのシリーズのファンだ
どんな映画?
イギリスの人気テレビ「Mr.ビーン」で、ブラックな笑いを日本に届けたコメディアン、ローワン・アトキンソン。
彼が、ジェームズ・ボンドをパロディにしたシリーズ、『ジョニー・イングリッシュ』『ジョニー・イングリッシュ:気休めの報酬』に続く第三弾。
今回はハイテクをネタにした2018年の作品。
▶︎▶︎▶︎ 英国は、国を揺るがすサイバー攻撃を受け大混乱、MI.7のエージェントの情報も漏れてしまう。
この事態を解決しようと選ばれたのが、すでに引退して、今は小学校の先生となっていたジョニーだった。
すぐにサイバー攻撃の発信元を突き止めたジョニーは、相棒のボブと南フランスに停泊中のクルーザー、ドット・カーム号に乗り込んだ。
そこで謎の美女オフィーリア(オルガ・キュリレンコ)に見つかるが、ジョニーは再会を誓うとなんとか脱出する。
首相(エマ・トンプソン)が、英国のセキュリティを全て任せようとしているヴォルタこそ、大富豪でドッド・カーム号のオーナーだった。
首相は、数日後のサミットで、ヴォルタの就任を発表しようとしていた。
オフィーリアが女スパイだと知ったジョニーは、彼女と協力して、ヴォルタの正体を暴こうとするが、サミットは目前に迫っていた……。
アストンマーティンV8ヴァンテージ1982が燃費抜群? V8エンジンなのに? と突っ込みたくなります!
見所&解説
見所はズバリ、ローワンのベタなギャグ!
大爆笑とまでは行かないが、全編にクスクスと笑わせるシーンあって、「おいおい、そんなことやって大丈夫か?」と、いつものように、見ているこちらが心配してしまいます。
今回も、『007』ネタや『ミッション:インポッシブル』のネタを入れつつ、ちょっと古い、それこそベタなギャグをわざと使って、アナログ感を出しているんじゃないでしょうか?
例えば、数ある車の中から、この車は燃費が抜群だから、これに決めた! と言って走るときっちりガス欠になと言う、。観客の期待を裏切らない王道ネタだ。
今回のヒロインは、本家の『007 慰めの報酬』でボンドガールを演じたオルガ・キュリレンコ。
意外とコメディ・センスもあって、彼女自身がギャグを飛ばす、と言うことは無いが、キッチリと、ジョニーのギャグを受け止めています。
ローワン・アトキンソンの凄いところは、60歳を超えても、平気でお下劣なギャグをやるところだ。
テレビ時代から、一部で批判も多かったが、彼はコメディに対して、きっとタブーという概念がないのだ。
首相や女王に対してもその姿勢が変わることがない。
それは、彼自身がコメディを愛し、プライドを持っているからに他ならない。
ただ、今作に関して言えば、ギャグの数は増えているが、『気休めの報酬』のように、そのギャグがカッコ良さに繋がる領域にまでは達していない。
作品の質に関して言えば、一作目に回帰したような感じだ。
ローワン・アトキンソンを好きか嫌いかで、作品に対する評価も変わってくるだろうが、嫌いを含めて、彼のギャグは計算されているように思います。
○○○+○ エキストラボール
● 映画の中でジョニーが選んだ年代物のスポーツカー、アストンマーティンV8ヴァンテージ1982は、ローワンの私物!
車好きの彼らしく、なんと渋いチョイスなんだろう!
● 実は彼、本家本元の『007』に出演していたことをご存知だろうか?
その作品とは、『サンダーボール作戦』のリメイクで、ショーン・コネリーが主演した『ネバーセイ・ネバーアゲイン』だ。
彼はイギリス大使館の一員として、ボンドに情報を提供する役だが、その行動は、Mr.ビーンそのものでした。
興味ある方はこちらも是非。
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