『カナディアン・エクスプレス』アクションとサスペンスのバランスがいい!

2019年9月9日

大切な証人と殺し屋を乗せて、大陸横断列車は走り始めた!

   こんな人にオススメ!

  • アクションもサスペンスも好き! と言う欲張りな人
  • 列車を舞台にした映画が好き
  • カナダの大自然の中を走る、カナディアン号を見たい

どんな映画?

1980年代にニューヨークで流行った、ブラインドデート。どこの誰かもお互い知らない状態で、いきなりデートや食事をするスタイル。
恋愛ちっくなドキドキするシチュエーションから、アクションとサスペンスのが詰まった物語が始まる。
1952年にリチャード・フライシャーが監督した『その女を殺せ』のリメイクだが、こちらはスピード感あふれる演出が得意のピーター・ハイアムズが1990年に監督した作品。

▶︎▶︎▶︎ ロサンジェルスのホテルの一室で、弁護士が殺された。(実は大物マフィアの顧問)
デートをしていたキャロル(アン・アーチャー)は洗面所にいて助かるが、怖くなった彼女は通報せず、ロッキー山脈にある兄の別荘に身を隠した。
そこに事件を担当するベテラン刑事と検事のコーフィールド(ジーン・ハックマン)が訪れ、身の安全は保証するから事件の証言をして欲しいと依頼する。
かたくなに拒否するキャロルだったが、突然ヘリに乗った男たちから攻撃され、ベテラン刑事は銃弾に倒れる。キャロルとコーフィールドはなんとか車で脱出するが、ヘリは執拗に追いかけて来る。
二人がやっと辿り着いた所は、バンクーバー行きの列車が止まる駅だった。切符を手に入れたキャロルとコーフィールドだったが、殺し屋もその駅に現れた。
やがて大陸横断特急「カナディアン号」は、大事な証人と殺し屋を乗せて走り出した……。


水鉄砲が武器って……。

見所&解説

見所はズバリ、走る列車での死闘とサスペンス!

冒頭の殺人から、山荘での銃撃戦、山道を突っ走るカー・アクションは、『カプリコン・1』『テレフォン』『ハンター』と言う極太のアクション映画を世に送り出した、ピーター・ハイアムズ監督の演出が冴え渡っています。
ところが、舞台が列車の中に移ると、一転して緊迫したサスペンス映画に姿を変える。この静と動のコントラストが抜群に上手い。
おまけに、列車の中の乗客にも、怪しい人物がいるし、キャロルとコーフィールドは、お互い反目していて、よりサスペンスを盛り上げる。

そして、後半に向けて緊張感はどんどん上がるが、最後は殺し屋と一騎打ちのアクションシーンが待っている。
当時のシュワちゃんやスタローンっと言った、バリバリのアクション・スターがスタントするのと違って、演技派のジーン・ハックマンが、中年で、重たい体を駆使して、実際に走る列車の屋根に上がってアクションを展開します。これ、妙にリアルな感じが出ています。

『カサンドラ・クロス』『暴走特急』『大陸横断超特急』などなど、サスペンスやミステリー、コメディにアクションの舞台装置として、列車映画にハズレなし! と言うポリシーが僕にはありました。
そう、『オリエント急行殺人事件』(2017)を見るまでは……。

〇〇○+○ エキストラボール

●今日は【シネマ血眼ウォッチング!】
映画を見ていると、たまに「んん?」と思う場面に遭遇します。
【その1】
この映画では、山荘から殺し屋に追われて逃げる時、4WDの車に乗っているが、そのフロントガラスが途中で割れてしまう。が、次の瞬間、割れていたガラスがもと通りになっている。と思っていると、次の瞬間、また割れている。「んん?」
銃撃されて割れている、が正解だが、編集ミスで繋がっていないのだ。
【その2】
ラストで殺し屋と、キャロルとコーフィールドが疾走する列車の屋根上でアクションを展開するが、ある場面でカメラが引くと(おそらくヘリからの撮影)、屋根の上に見た事のない黒い物体が。「んん?」
カメラだ! そう、屋根用に設置されたカメラ(しかも固定されている)に間違いない。
揺れる列車の屋根での動きを取るためのカメラに間違いない。
場面が切り替わり、また屋根のショットになると消えている。
映ったのが一瞬だから、トボけたのかも知れないが、ちゃんと見てますよ!
未見の人には、オススメです。


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