• 『ジオストーム』デザスター・ムービーは大音量で見よ!

『メッセージ』は、「自分自身の人生の物語」として見よ!

あえて言おう、問題児の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴが、『ブレードランナ−2049』の前に作った傑作SF映画です。

世界各地に突然飛来した未知の物体。言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)と物理学者のイアン(ジェレミー・レナー)は、ヘプタポッドと呼ばれる地球外生物の言語を分析するために、軍の要請を受ける。

徐々に解読が進むと、どうやら地球に来た目的が、武器(あるいは道具)の提供だと言う事が分かってくる。しかし、それが世界に不安をもたらし、特に中国は過敏な反応を示す。

世界が協力して、ヘプタポッドを理解しようとしていたが、ヘプタポッドは地球に害をもたらすと、攻撃に転じようとしていた……。

『メッセージ』と言う邦題が秀逸だ

アクション:爆発シーンはあるが、軍が登場する作品としては珍しく少ない。

ミステリー:ルイーズが時折見る子供の映像が、一体何を意味するのか……が、謎として最後まで惹きつける。

サスペンス:ファースト・コンタクトもそうだし、爆発するまでのカウントダウンにもハラハラ。最後まで緊張感は続く。

恐怖:未知への恐怖は、知る事によって和らいでいく。

ドラマ:異星人とのコミニュケーション、世界情勢もさる事ながら、ルイーズ自身の、これからのドラマを連想させられる。

マニア:万人に向けられている。

世界観:草原や、各地に浮かぶ未知の飛行物体、その中の重力コントロールされた船内などが雰囲気を出している。世界が協力するのか? 反目し合うのか? と言う課題も含まれている。

笑い:ない。

まとめてみました

「到着」と言う原題を、『メッセージ』とした事で、作品がより理解しやすくなっている。ヘプタポッドとの遭遇後、ルイーズの人生を観客は知る事になる。彼女を待っている、美しくも過酷な運命を受け入れ、立ち向かって行こうとする姿に心が揺さぶられる。

子を持つ親なら、彼女の選択に疑問を抱く人もいるだろう。

でも彼女は選んだ。

たとえどんな結末が待っていようとも、一瞬一瞬を大切に生きて行こうと。

これこそが、限りある人生を豊かにするんだと、映画を観た者にメッセージを送っている。

原作小説のタイトルは、「あなたの人生の物語」だ。

つまり、この物語は他人事ではなく、自分自身の物語として見る事に、深い意味が生まれてくるのではないでしょうか。

2000年代の作品では、『ダークナイト』と同様、なんと重く、力強いテーマなんでしょうか。

必見です。

最後に、押井守や樋口真嗣氏らがこの映画を語った映像をご覧ください。絶賛してます。

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